秘境駅である小幌駅の訪問記を2022年5月に書いたのですが、最近その小幌駅・訪問記の閲覧数が増えてきています。
いや、本当に以前に比べ5倍増ぐらいの勢い。何もしてないですが、グーグルさんが検索結果の上位に表示してくれているのだと思います(^_^)
対して中身の無い小幌駅の訪問記でしたが、閲覧者数が増えているということもあり、せっかくならその続きを書いてみようと思います。
2時間の滞在時間があったので、小幌駅から徒歩で行くことができる岩屋観音へ行ってみました。ただし、その道のりは大変。。。
目次
アップダウンの激しい獣道
小幌駅の訪問記を見られて無い方は、駅探訪もご覧ください!
【最強の秘境駅】秘境駅ランキング1位!明るい時間帯の室蘭本線・小幌駅へ行ってみた
小幌駅前の広場からスタート。
駅前広場を歩き始めてすぐに、岩屋観音と文太郎浜の分岐点があります。今回は岩屋観音へ行くので、左の道を進みます。
獣道を歩く
岩屋観音への道を進み始めて数秒。右下に海まで落ちる可能性のある崖が広がります。
文太郎浜がこの崖の下にあるので、文太郎浜への道もなかなか険しそうです。
一方の岩屋観音への道。道・・・?
道というよりは獣道。
小幌駅前から歩き始めて少しの間は、山を登っていく感じになります。山を登るにつれて高度が上がるので、崖の威圧感も凄くなります。。。
しばらく進むと、崖の圧迫感は無くなります。それでも、坂道は相変わらず。小幌駅を訪れただけのはずなのに、気付いたらちょっとした登山に(笑)
右手には内浦湾が広がります。
場所によっては、景色が綺麗な所もありました。正直、ここまで来たら良いんじゃないのと思いましたが、心を鬼にして先に進みます。
少し安全そうな所で、今まで歩いてきた道を振り返り。
冬~春にかけて、人があまり通って来なかったということもあり、倒木が沢山ありました。
ちょっとした登山道を歩く
ある程度進むと、今度は下り坂。しかも急な勾配。
正直この下り坂を見たとき、どうしようかと思いましたが、小幌駅に戻っても暇なだけなので先へ進むことに。
下り坂へ入ると、獣道 ⇒ ちょっとした登山道 にグレードアップ。
坂道には小枝や石ころが多く落ちていたので、スリップしないように気を付けて歩行。
山の上と海までの間に高さがあるので、坂道は急カーブの連続。
急カーブが一旦終わったかと思うと、今度は再び崖。断崖絶壁とまでは言いませんが、滑って落ちたら助からないでしょう。。。
崖を過ぎると、再び急カーブの連続。海から少し離れると倒木や残雪があります。
倒木第1ラウンド。
写真に写っている、道を塞いで倒れている木は大きく、退けるには1人では無理。ということで、木を踏み台にして先へ進みました。
木を踏み台にしましたが、揺れることもなくドッシリとしていました。
倒木第2ラウンド。
先ほどの木よりは小さいですが、細かい枝の付いている木の先端が道を塞いでいました。正直、こちらの方が通り道の邪魔になっていました。
少し遠回りすれば問題ないのですが、帰りも同じ道を通る+今後訪れる人の邪魔になる
・・・
どかしてしまおう!
1人でも木を動かすことができたので、大きく横へ移動。道がいい感じに拓けるぐらいまで移動させました。
それにしても、こんな木が倒れているということは、しばらくの間、誰も通らなかったのでしょうか・・・?
木の通せんぼを突破し、次に・・・
というところで、小さな川を発見。
大人の歩幅なら余裕で飛び越えられる川なので、大したことはありません。
大したことはないのですが、うっかり滑ってしまうと・・・
奈落の底が待っています(^_^)
整備された登山道を歩く
小幌駅を出発して15分。
初めて綺麗に整備された階段にたどり着けました!
ここまできてやっと、ちゃんとした登山道になりました。
坂を下っていると、海岸と建物を発見。岩屋観音にやっとたどり着けます。
この辺りの坂も結構な急坂。ロープがあったので、ロープを掴みながら降りました。
それでも落ち葉が多くあったので、滑らないように注意しました。
坂を下りた先には川があります。その川の流れる先に今回の目的地・岩屋観音があります。
岩屋観音と海岸
小幌駅前から歩き始めて20分。遂に岩屋観音前の海辺に到着!
軽い気持ちで岩屋観音に歩き始めましたが、気付いたらヘロヘロに。。。
事前調査は必要と感じた今日この頃・・・(笑)
岩屋観音
海以外だと、小幌駅からしか行けない岩屋観音へ。
木で造られた鳥居と中にも赤い鳥居。観音が置いてありました。
観音の写真を撮るのは「なんだかなー」という感じだったので、外から撮るだけにしておきました。
観音を見た後は、観音前の海岸を散策。
岸壁の上から気になっていた青色の建物。
「巌屋観音庫裡」と書かれていました。流石に人の気配は無かったので、いつもは無人の建物だと思われます。
海岸
海岸から見る内浦湾。夕日に照らされ綺麗でした。
また、海の音しかしないのも好印象。
陸地の近くに船着場みたいなのがあったので、もしかすると船で岩屋観音に行けるのかもしれません。
庫裡から少し離れた所に簡易トイレが2つ。
岩屋観音へ来た人が休憩できるように・・・かは分かりませんが、ベンチが3つありました。
頑張って小幌駅へ戻りました!
さて、10分程滞在して再び小幌駅へ戻ります。
戻るということは先ほどの道の逆戻り。分かっているとは言え、大変でした(>_<)
ちなみに、小幌駅~岩屋観音で一番危ない場所だったのは、小さな川(奈落の底が~と言った場所)を渡ってすぐの所。
小さな川は、ぬかるみにさえ注意すればなんて事はない。しかし、こちらは本気で危ない。元々あった道が半分がけ崩れで無くなっています。
注意しながら慎重に。一番注意しながら歩きました。
帰りは写真を撮ることもなくサクサクと小幌駅へ。帰りは10分ほどで戻ってきました。
小幌駅から戻った後は、小幌駅の周辺を探索。
気付いたらトンネルの上まで登っていました。
岩屋観音:豊浦町の紹介ページ(10秒で読み終わります)
小幌駅・駅探訪
秘境駅巡り
徒歩日:2022年4月17日