近鉄の未乗車区間に乗車したり、秘境駅に行ったり・・・をしたラストに、こちらも乗ったことが無かったビスタカー&大和八木駅の短絡線を両方達成できる特急列車に乗車しました。
直前まで東青山駅にいたこともあり、今回の特急乗車駅は伊勢中川駅。
よくよく考えたら近鉄の伊勢中川駅以南に来たことが無かったので、伊勢中川駅に来るのは今回が初めて(短絡線の通過だけ)。
特急が来るまでの短い時間に特急券などを購入。
特急券の券売機は特急が停車するホームにも設置されています。
ただし、こちらは座席指定ができない為、フリー乗車券の権利を活かし、改札外の券売機で購入しました。
※改札外の券売機は座席指定可能。
目次
近鉄30000系「ビスタEX」
時間通りに特急ビスタカーが到着。この日は5両編成で運転されており、前から2両と一番後ろの車両が1階建て。前から3~4両目が2階建て車両でした。
2階建ての車両は一目見ただけで他の車両と違うことが分かります。
座席配置は、1階がグループ席、2階が普通席。グリーン車ほどではありませんが、2階建て車両というだけで特別感があります。
2階建ての車両は他の特急車両と違い、車両の中間部に扉が1か所設置されています。
車両に入るとすぐに2階と1階に分かれる階段があります。階下、1階席は両方とも乗客がいたので取りませんしたが、階段が4方向に延びており、階段を見るだけでも面白い車両です。
普通座席は2×2の4列シートで青色を基調。
座席に背面テーブルが設置されており、ご飯や飲み物を置くにはちょうど良いスペースになります。
座席下、足元はスペースがちょっと。昔の車両によくありがちな、座席下のスペースがあまりない設計がビスタカーにも反映されています。
大きい荷物がある際は、足元のスペース確保の為に荷物棚へ置くのが良いです。
また、ビスタカーは製造が40年以上前ということもあり、最近の列車には一般的なコンセントが設置されていません。
窓は車両の1番前と1番後ろ(1番・17番)を除き、2列ごとに枠があります。
大阪・京都行の場合、3・5・7・12・14・16番の座席がワイドビューになり、車窓を広範囲で楽しめます。
荷物棚はライトの間に入れるような形。大きさは他の車両と同じなので、スーツケースなども問題なく入ります。
荷物棚のところにもライトがあるので、昔の車両にしては車内は明るいです。
伊勢中川 ⇒ 大和西大寺
伊勢中川駅を出発して早々、名古屋線と分岐。
駅から少し離れた場所で大阪方面と名古屋方面を結ぶ短絡線がある為、この場所はデルタ線になっています。
田園風景を見ながら布引山地の方へ。
山地ということもあり、伊勢中川駅に比べ高度が上がっています。また、山間部なのでトンネルも多くなってきます。
少し前までいた東青山駅を高速で通過。
ちなみに、写真真ん中にあたりに旧線~新船を結ぶ仮線があったそうです。面影はないですが。
私鉄最長の新青山トンネルを抜け、伊賀市内を走行
車内でまったり過ごしていましたが、大和八木駅に近づくにつれ、速度が落ちていく。。。
そして、車内放送にて、大阪線の人身事故の影響で少し遅延が発生する旨のアナウンスが流れ始めました。
大和八木まであとちょっとというところで、数分停車。大和八木駅より先もしばらく先は運転が続いていましたが、大和八木駅のホームがいっぱいだった為に、運転停車が行われていました。
運転停車はしていたものの、大和八木駅には3分遅れで到着。
隣のホームには、アーバンライナーが停車中。しかし、難波まで行かないことが決まっていたようで、行先表示は「回送」。アーバンライナーに乗車していた多くの人がホーム上で彷徨っていました。
幸い、乗車中の京都行きは大和八木より先は関係ないので通常運転。なお、行動が早い人は、京都行きの本列車に乗り換え、空いている座席に着席。大和西大寺まで乗車し、奈良・難波線に乗り換えていました。
2分程停車したのち、大和八木駅を発車。
大和八木駅を発車後、渡り線経由で下り線。そして、橿原線の新ノ口駅につながる新ノ口連絡線へ。
結構な急カーブを曲がりながら、地上で下っていきます。
途中には大量の線路。この連絡線・短絡線は保線基地としても使用されているようで、交換用のレールが大量に積み上げられていました。
大和八木を出発して3分程で橿原線と合流。連絡線はここまでになります。
新ノ口駅から先は通常の特急モード。遅れが出ていたのでスピードを出すかなと思いましたが、思っていたより通常運転でした。
大和西大寺駅の手前で西大寺検車区の横を通過。思っていたより車両が止まっており、検車区の方をずっと眺めていました(笑)
最後の方に2階席の高さが分かる写真が撮れましたw
2階席に座席があるので、通常の座席より高い位置から景色を眺められます。反対側の車両が通過する際も、隣の人と目線は合わず、車両側面とすれ違うような感じになります。
途中で色々ありながらも3分遅れで大和西大寺駅に到着。
今回は大和西大寺駅で下車しましたが、列車は引き続き京都まで運転されました。
ビスタカーは製造から40年以上経っていますが、人気は落ちず現在も現役で走り続けています。
ビスタカーですが、伊勢方面の特急として運用に入ることが多いイメージです。伊勢・志摩方面の行き・帰りでタイミングが合うようでしたら乗ってみてはいかがでしょうか。
ビスタEX 車両紹介(近鉄公式ホームページ)
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日:2024年5月