高崎から横川までの乗車記の続き。
今回は、横川駅の少し先にある碓氷峠鉄道文化むらにある機関車を見てみる&JRバス関東によって運行されている横川⇔軽井沢のバスに乗車し、軽井沢を目指します。
目次
碓氷峠鉄道文化むらに保存されているEF63を見てみる
横川駅から伸びている線路の行先は・・・
現在の横川駅のホーム末端部分からスタート。写真は逆光になってしまって見づらいですが・・・。
横川駅の横は、一部ですが元々の線路が残っています。
しかも、そのまま碓氷峠鉄道文化むらまで伸びています。
後で分かったことですが、碓氷峠鉄道文化むらにある車両が定期検査の為、この線路を使用してJR線に行き、高崎方面に方面に行っているようです。
碓氷峠鉄道文化むらの営業開始時間が9時からということで、まだ門は閉じたままでした(この時、7時50分ぐらい)。入園料が大人500円、小学生300円と他の鉄道記念館と比べれるととても安いです。むしろ安すぎのような気がします。
EF63を間近で見学
碓氷峠鉄道文化むらの隣には、かつてのアプト式の線路跡を活用したウォーキングコースがあります。
ここからアプト式の線路を辿ることができます。
ウォーキングロードの入り口からは、碓氷峠で使用されていた機関車・EF63を見ることができます。
重連で止まっていましたが、この車両は運転体験で使用されていると思われます。実際に動いている所もいつか見てみたいです!
昭和38年(1963年)に三菱電機と新三菱重工によって製造。もうそろそろ70年経ちますが、短い区間とはいえ現役でいられるのはすごいと思います。
EF63を見た後は、ウォーキングコースを沿うように進みます。
線路脇には、10パーミルの勾配標。ここから先のとんでもない勾配に向けての序章といったところでしょうか。
花と背景に碓氷峠。峠越えしてるという感じがあっていいですね。
線路を除いてみます。手前の線路は先程のEF63が通る為に、現役の頃から使用されているのでしょうか。
下の写真は、碓氷峠鉄道文化むらに保存されている車両。かつてこの碓氷峠を超えていた車両たちです。
後ろに碓氷峠が映ると尚更いい感じに写っているでしょうか(笑)
一度でいいので、鉄道で碓氷峠超える所を体感してみたかったですね・・・
ふと隣に目を向けるとピンク色の車両が。この車両は・・・なんでしょうか。
碓氷峠鉄道文化むらのホームページを見たところでは、キハ35の様に見えますが・・・やはり、実際に入館して近くで見るしかないですね!
そんなこんなで、保存されている車両たちを見てきましたが、そろそろ軽井沢行のバスの発車時刻が迫って来ていたので、ここで引き上げます。
こうやって近くで車両を見ていると、碓氷峠についてとても興味を持ちました。碓氷峠鉄道文化むらと併せて、涼しい時期にアプト式のウォーキングコースを歩いてみたいと思います!
バスで碓氷峠超え・軽井沢へ!
JRバス関東のバス
EF63を見学した後は、急いでバスのりばへ。横川駅のバス停は、碓氷峠鉄道文化むら前の駐車場にあります。
今回乗車する軽井沢行のバス。高速バス仕様といったところでしょうか。先程の場所からバス停に戻ってくると、バスが既に乗客をお待ちしている状態でした。
バス停の位置としては、下の写真のような感じです。写真右端に碓氷峠鉄道文化むらがあります。
バスの写真を撮った後は急いでバスに乗り込みます。というのも、8時3分に横川駅へ到着する列車があり、その列車からの乗り換え客と競合すると思ったからです。
横川⇔軽井沢のバスは前払い制となっており、乗車する前に運賃箱に現金を支払います。ちなみに、ICカードは使用できないのでご注意を!
車内は、外観通り高速バス仕様となっていました。4列シートですが、足元は広く快適に過ごせます。
上を見上げるとカーテンが有ったので、夜行バスにも使用される車両だったのでしょう。
横川駅を出発し、軽井沢へ
横川駅を出発。バスは国道18号線のルートで軽井沢に向かいます。
碓氷峠鉄道文化むらの横を通りましたが、先程の場所からは見えなかった車両が沢山ありました。
バスは上信越自動車道を交差した辺りから、本格的な碓氷峠超えが始まります。上り区間では追い越し線があったりと、峠を超えるのは本当に大変だと思わせるような区間でした。車でも登るのが大変な区間なのに、よく鉄道を通すことができたなと改めて思いました。
ちなみに車酔いしやすい方は、この区間のバスに乗るのをあまりお勧めしません。峠区間は左右に揺れるので、酔い止めの薬を飲んでもキツイと思います。
バスは左右に揺れながら、碓氷峠を登っていき・・・
横川駅から30分程で軽井沢駅に到着しました!
軽井沢駅・横川方面のバス停。横川⇔軽井沢間はJRバス関東により、毎日運転が1日7往復。季節限定が1本あります。
ツバメマークの入ったJRバス。軽井沢まで運行した後は、回送で営業所まで戻っていきました。
軽井沢駅を少しだけ探索
バスで軽井沢に到着した後は、しなの鉄道に乗り換え予定。しなの鉄道で乗車する列車の発車時間まで10分あったので、軽井沢駅を見てみました。
軽井沢駅を少し見て、ここもかつては広大な構内だったのだろうと想像してしまいます。
駐車場への道になっているところから、現在の軽井沢駅方面を見てみます。
現役のホームは左側のみになっていますが、かつては、右側のホームも使用されていたと思われます。
かつての線路跡は駐車場として転用されています。しかし、それ以外は広大な空き地となっており、若干ですが当時の雰囲気を残しています。
歩道脇から見えた車止め。線路も残っていましたが、手前側には何が来ていたのでしょうか?
軽井沢の駅舎前から駅前をパチリ📷。
この日は晴天で遠くの景色もよく見ることができました。
軽井沢駅舎。この後、しなの鉄道に乗り換え長野に向かいます。しなの鉄道の乗車記はまた別のお話・・・
それでは、EF63と碓氷峠区間については以上となります。
碓氷峠については、廃線跡を活用したウォーキングで実際に体験したり、碓氷峠鉄道文化むらで知識を身に付けると、なお面白く感じるのだろうと思いました。いつか行きたい・・・!
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日:2021年8月