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富山地方鉄道に移籍したニューレッドアロー
この日は、立山・黒部ダムへ行く予定になっており、朝早くから行動。
立山までは富山地方鉄道(地鉄)の普通列車に乗るため、朝の6時前に電鉄富山駅へ来ていました。
電鉄富山~立山駅間を直接結ぶ列車があるので、本来はそちらに乗車します。
ところが、ホームを見てみると・・・
不二越・上滝線経由岩峅寺行きに、あの「ニューレッドアロー(NRA)」が使用されていました。「これは乗るしかない!」ということで、岩峅寺行きの普通列車に乗車することに。
では、ニューレッドアローの隣にいる「普通 立山」と書かれた列車に乗らないのか?
実は、乗車するニューレッドアローの岩峅寺行きが岩峅寺駅へ先に到着。岩峅寺駅で、電鉄富山駅を3分早く発車する立山行きに乗り換えます。
富山地方鉄道のニューレッドアローは3両編成。西武鉄道の時は、7両編成で運転されていたと思います。
方向幕も富山地方鉄道の仕様になっています。
移籍後の車内
ニューレッドアローが改造を施された証拠「改造 稲荷町TC 令和四年」。令和四年(2022年)なので、運行の直前まで改造工事が行われていたようです。
1号車
1号車にしかない設備を幾つか紹介。
1つ目が富山地方鉄道グッズの自動販売機。
様々な地鉄グッズが販売されており、お土産にいいかもしれません。
2つ目にトイレ。
トイレは、男女共用と男性専用があります。しかし、男性専用は「使用できません」の張り紙が貼られています。地方の鉄道ということもあり、トイレは1つで足りるのだと思われます。
3つ目に洗面台。こちらは地鉄へ移籍しても利用可能。カーテンも付いており、プライベート空間を作り出すことができます。
続いて座席。
座席は、西武鉄道で使用されていた時と同じ座席が使用されています。
ただ、西武鉄道の時と違い、富山地方鉄道では主に普通列車として使用されます。
富山地方鉄道の他の車両は、座席がボックスシートになっています。ニューレッドアローもボックスシートになるよう、あらかじめ一部座席が転換されていました。
続いて1号車と3号車で確認した運賃表。
運賃表も富山地方鉄道に移籍してから新設されています。先頭車両の車内、先頭座席の目の前に設置されていました。
3号車
車内の一番の改造といえば、3号車に設置された優先座席。
2列×2列、縦に配置されていた座席を横向きに。ロングシートへ改められました。
また、優先席付近にはつり革も設置され、今までのニューレッドアローの車内を一新した形になっています。
3号車の一部は優先席になっていますが、残りは今までのニューレッドアローの車内。
と思わせつつ、優先席の近く。もともと車内扉があったところに、車椅子スペースが設けられています。
座席の背もたれにあったテーブルは、富山の地に行っても残っています。
座席を回転すれば、使用できると思います(今回は確認していません)。
3号車⇒1号車方向に撮影。
西武鉄道の時にあった車内扉が全て無くなっているので、車内の一番前から一番後ろまで見通すことができます。
運賃箱と整理券発行機
先頭車(1・3号)、運転席後ろに整理券発行機と運賃精算箱。
地方の鉄道では整理券と運賃箱は必須なので、運転席後ろに新たに設置されています。
その他
ニューレッドアローに乗車し、岩峅寺駅へ。
稲荷町には、初代レッドアローがいました。地鉄では「アルプスエキスプレス」として使用されています。
ニューレッドアローの窓は元々大きかったですが、座席がボックスシートになっているので、車窓を更に楽しめます。
岩峅寺駅に到着したニューレッドアロー。折り返しの普通・電鉄富山行きに方向幕が変わっていました。
ニューレッドアローの一つの特徴として、走行中の爆音があると思います。しかし、この日乗車した不二越・上滝線は駅間が短く、速度もあまり出さない為、西武鉄道の時のような爆音を聞くことはありませんでした。
次に乗車する時は、ニューレッドアローの特徴の一つでもある、走行中の爆音を楽しみにしたいと思います(笑)
富山地方鉄道ホームページ
※どの運用にニューレッドアローが入るかは当日のお楽しみ!
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日:2022年6月28日