2021年11月に「JR西日本どこでもきっぷ」の3日間版を使用して、鉄道旅を行いました。本ページでは、2日目の早朝に乗車した特急サンダーバード1号の乗車記を簡単にですが書いています。今回は、683系の指定席で大阪⇒金沢を全区間乗車しました。
目次
特急サンダーバードについて
「特急サンダーバード」は関西と北陸を結ぶ特急列車で、運行区間は大阪・京都⇔福井・金沢を結ぶ特急です。大阪⇔金沢の運行時間は約2時間40分。2015年3月の北陸新幹線・金沢延伸前は富山まで運転されていました。
森ノ宮駅から早朝の大阪環状線で大阪へ
1日目に岡山・鳥取から大阪に入りましたが、その1日目の宿泊地は森ノ宮駅近くのホテルでした。なので、この日のスタート地は森ノ宮駅です。
いつもは多くの乗客がいる大阪環状線ですが、流石に日曜日の早朝だとほとんど人がいませんでした。乗車した環状線の普通列車も空いていました。
朝一番の特急サンダーバードで金沢へ
北陸方面専用・大阪駅11番のりば
環状線の普通列車に乗り、森ノ宮駅から大阪駅へ移動。大阪駅到着後、北陸方面の特急列車が発車している11番のりばに向かいます。環状線が1・2番乗り場に対し、北陸方面の特急列車は11番乗り場。駅の反対側に位置するので少し歩きます。
11番乗り場の階段前に到着。2021年現在の11番乗り場は、主に北陸方面へ向かう特急列車の発車ホームとなっていて、他の乗り場と違い何か特別感を感じます。
11番乗り場のホームに到着。ホーム到着時は、特急サンダーバード1号になる列車はまだ来ていませんでした。
待ち時間があったので、ホームを探索。11番乗り場からは大阪駅のコンコースを見下ろすことができます。
683系特急サンダーバード1号の入線
発車時刻の5分前ぐらいに683系が入線。この683系が特急サンダーバード1号となる列車です。
この日は、9+3両の12両編成で運転されていました。12両ですので、だいぶ需要が戻ってきていると思われます。この時の特急サンダーバード1号の乗車率はそこまで高くありませんでしたが、帰りの金沢からの特急サンダーバードは乗車率が7~8割ありました。
11号車が今回、指定した座席のある車両になります。
方向幕の「サンダーバード 金沢」。この方向幕も数年後にある北陸新幹線・敦賀延伸によって無くなってしまいます。乗れる時に乗って、撮れる時に撮っておきましょう。
大阪・・・大阪・・・大阪・・・大阪・・・
大阪 大阪 大阪 大阪#大阪駅 pic.twitter.com/okWup6cZBH
— りょいと(鉄道乗車記・旅行記ブログ🚞) (@fuk_traveler) November 27, 2021
683系の普通車座席
指定席の座席は2×2の4列シートになっています。座席の背もたれに弁当や物が置けるテーブルがあります。また指定席座席は、一部の席を除き残念ながらコンセントはありません。グリーン車は全座席コンセントがあります。
指定席車両の全体。窓も大きいです。
座席にあるテーブル。ドリンクが置けるスペースと物が置けるスペースがあり、ある程度の大きさまではテーブル上に置くことが可能です。
大阪⇒京都
特急サンダーバード1号は、大阪駅を定時に出発。大阪駅を出発してすぐに左手には阪急梅田駅の駅舎が見えます。
乗車中の特急サンダーバード1号の指定席券。「どこでもきっぷ」は6回まで座席指定が可能です。
サンダーバード1号は最初の停車駅・高槻駅に停車。需要があるかは分かりませんが、金沢方面のサンダーバード1・3・5号は高槻駅に停車します。
時間が経つに連れて朝日が昇ってきました。雲も少なく、朝日が綺麗でした。
山崎~長岡京では普通列車と並走バトル。普通列車も意外と速く、普通列車が長岡京駅へ停車する為にスピードを緩めるまで、並走がしばらく続きました。
京都駅直前には、京都鉄道博物館が左手に見えます。流石に朝6時台から動いている車両はありませんでした。京都鉄道博物館にはまだ行ったことがないので、いずれ行ってみたいです。
京都⇒福井
京都駅でも北陸方面への乗客を拾い、特急サンダーバード1号は湖西線経由で北陸を目指します。
湖西線に入り、進行方向左手(琵琶湖と反対側)に見える山々は白い雪に覆われ始めていました。
2021年の11月末は、ちょうど紅葉の時期と重なり、紅葉と雪の景色が一緒に見れるという、中々面白い体験ができました。
今度は進行方向の右手、琵琶湖側を見てみます。
朝日が先程より更に昇ってきており、琵琶湖や町に明かりが差し込んできています。
琵琶湖が太陽の光を照らします。結構眩しかったです。
さて、特急サンダーバード1号は湖西線内も高速で運転する・・・と思ったら減速運転。飛ばす→減速→飛ばすの繰り返しで運転していました。そこまで高速で運転しないということは、余裕のあるダイヤ設定になっていたのかもしれません。
上の写真、分かりづらいですが乗車している683系の影が田んぼに出ています。
安曇野駅を過ぎるとまた加速。そのまま特急列車らしいスピードになり、敦賀まで一気に向かいました。
敦賀駅を発車すると、2~3年後に迫っている北陸新幹線の線路を確認することができます。架線以外の工事は終わっているように見えました。
予定では、2024年春に北陸新幹線は敦賀まで延伸。2024年春からは北陸新幹線が北陸方面への長距離輸送としての役割を果たします。
敦賀駅を出発してしばらくすると北陸トンネルに入り、敦賀市から南越前町南今庄に入ります。
北陸トンネルを抜けると、そこには・・・
まさかの霧!これで2日連続、霧に遭遇!
前日も霧に遭遇⇒【ゆったり381系】特急やくも3号乗車記 岡山⇒米子
南今庄駅周辺は濃い霧に覆われていましたが、今庄駅周辺は青空が見える程度まで霧は薄くなっていました。
今庄駅から福井駅方面に向かっていると再び北陸新幹線と交差します。
もうまもなく福井駅に到着・・・という所で再び濃い霧が発生。遠くの景色が全く分かりません(´・ω・`)
太陽も霧のせいで霞んでいます。しかし、福井駅に到着する頃には霧も無くなっていました。
福井⇒金沢
福井駅を出発する頃には青空が広がっており、先程までの霧はどこへやら。
特急サンダーバード1号は、福井駅を出発すると次の停車駅は終点の金沢。その間にも北陸新幹線の高架が遠くに見えました。
福井~金沢駅間も紅葉が所々から見え、秋の季節を感じることができました。
石川県の主要都市の一つでもある小松駅。その小松駅も特急サンダーバード1号は高速で通過していきます。
小松駅通過後も順調に進み、サンダーバード1号はいよいよ終点の金沢駅に近付いてきました。車窓からは金沢市内が見えてきました。
大阪駅を出発して2時間43分。特急サンダーバード1号は終点の金沢駅に到着しました。
元々乗車率が高くなかった為か、サンダーバード1号から金沢駅に降車する人はそれほどいませんでした。サンダーバードから降車した人は、そのまま金沢駅で下車する人もいれば、新幹線へ乗換えて富山や長野方面に向かう人で分かれていました。
乗車時間:大阪駅6時30分発⇒金沢駅9時13分着(2時間43分)
おまけ(方向幕4種)
683系の方向幕が「回送」になるまで、方向幕を見てみました。確認できたのは4つですが、参考にご覧ください。
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おわりに
特急サンダーバード1号の乗車記は以上です。
日曜日の早朝ということで、乗車率はそこまで高くありませんでしたが、平日や土曜日になると状況が変わると思われます。実際に乗車される際は、指定席の予約状況を確認しながら乗車されてください。
また、2024年春には北陸新幹線が敦賀まで延伸予定です。という事は、特急サンダーバードが金沢まで行くのは早くてあと1年半。何が起こるのか分からない世の中ですので、行ける時に乗車されたり写真を撮ることをオススメします!
それでは、今回はここまで('ω')ノ
この後は・・・
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乗車日:2021年11月28日(日)