寝台特急サンライズといえば、2022年時点で日本唯一の寝台特急。最近はユーチューバーの影響もあり、人気に拍車が掛かっています。
自分も今まで3度乗車。他の列車では体験できない唯一無二の存在で、毎回楽しみながら乗車しています。
しかし、そのサンライズを自分は一度も乗り通したことがない・・・
なんでや!
ということで、サンライズ出雲を全区間乗り通してきました。
今回は、寝台特急サンライズ出雲・出雲市発東京行きの乗車記になります。
目次
寝台特急サンライズ出雲の始発駅・出雲市
サンライズ出雲の始発駅である出雲市駅。
言わずもがな、出雲市駅は出雲大社への玄関口の駅。
出雲市駅の駅舎は、出雲大社がモチーフになっています。
サンライズ出雲の出雲市駅出発は、18時53分。
サンライズ出雲は、出雲市・松江・米子 ⇒ 岡山駅方面への最終列車になります。
18時50分。285系・寝台特急サンライズ出雲が入線。
入線後、ドアが開きますが、まず最初にやったのが・・・
シャワーカードの購入!
B寝台やノビノビ座席の人がシャワーを浴びるには、シャワーカードが必要。ですが数に限りがあり、乗車するといつも売り切れています。
今回は、乗車後すぐにシャワーカードの自販機へ行ったので購入できました。
ちなみに、シャワーカード購入後に後ろを振り返ると長蛇の列ができてましたΣ(・ω・ノ)ノ!
この日の部屋は、階下のシングル個室。階上(2階)の部屋は空いていませんでした。
シングルルームの設備については別途纏めたので、気になる方はご覧ください。
寝台特急サンライズ出雲の車内:シングル個室とシャワー室(出雲市 ⇒ 東京 乗車記①)
サンライズの乗車には乗車券の他に、特急券。A寝台・B寝台は寝台券も必要。
出雲市~東京駅間でシングル個室を利用する場合の料金は「23,210円」になります(2022年9月現在)。
また、A寝台・B寝台券は普通の切符に比べ横長。改札機は入らないので、乗車券のみを改札機に通し、改札の中へ。寝台券は乗車後、車掌に確認してもらいます。
シングル個室で食べる夜ご飯&朝ご飯。
サンライズの車内に売店や軽食の自動販売機は無いので、乗車前に買い込んでおく必要があります。
自分は、出雲市駅から少し歩いたところにあるスーパーで弁当を購入しておきました。
出雲市 ⇒ 岡山
指定されたシングル個室に入るとほぼ同時に、出雲市駅を出発。
18時53分 出雲市駅出発
19時09分(2分遅れ) 宍道湖に停車&出発
宍道湖駅を出発すると、左手には島根県で一番有名な湖である宍道湖が見えます。
この日は、太陽が雲に隠れていたので、宍道湖が見やすかったです。
松江を過ぎると、太陽も完全に沈み外は真っ暗に。
鳥取県で唯一の停車駅である米子。2022年8月時点でも、駅舎の工事は続いていました。
伯耆大山駅を通過し、山陰本線から伯備線へ。
伯備線に入ると、辺りは完全に真っ暗。伯備線の近くにある道路の明かりや家のライトが唯一の明かりになります。
伯備線の米子~新見駅間は単線ということもあり、途中駅で列車交換の運転停車がありました。
確認した限り、以下の駅で停車
・伯耆溝口(20時10分から8分)
・生山(20時48分から30秒ほど)
・布原(21時17分、停車後すぐ出発)
伯備線に入ると眠たくなっていたので、新見駅~倉敷駅間で少しお休みZzz(1回目)
22時15分(2分遅れ) 倉敷に到着。ここから山陽本線へ。
22時32分 岡山駅に到着し、高松発のサンライズ瀬戸と連結。
岡山駅では、サンライズの連結作業を見たいと思う人は多いです。しかし、サンライズ出雲に乗車している時は、連結作業を見ることはできません。
岡山駅出発後に3号車のシャワー室へ。
夏ということもあり、出雲市~新見駅の間は数人の待機列ができていました。
ただ、23時頃になると流石にシャワーを浴びる人もいなくなり、待機列0人。ゆっくりシャワーを浴びることができました。
シャワーを浴びた後は、シャワー室の隣にあるラウンジへ。
この時はラウンジに誰もいなかったので、真っ暗な外を見ながら休憩。
ラウンジでまったりした後は部屋へ。
上郡駅を通過後に消灯・就寝(2度目)。
※上郡駅:23時13分頃通過
おまけ:一瞬だけ三ノ宮
上郡駅通過後に就寝しましたが、寝ている最中にホーム上のアナウンスが薄っすら聞こえてきました。
どこの駅だったのか確認すると、三ノ宮駅でした。
※写真は0時13分頃に撮影
その後、再び就寝(3度目)。
愛知編(名古屋 ⇒ 岡崎 ⇒ 豊橋)
2時30分頃に再び起床。
時間を見てすぐに、「そろそろ名古屋付近では?」と思いGPSを確認すると、枇杷島駅付近を走行中。
名古屋の通過シーンなんて滅多に見れないので、起きることにしました。
2時34分 そこそこの速さで名古屋駅を通過。
この目でばっちり見たが、肝心の写真は訳の分からない状態に・・・
深夜の名古屋市内を走行するサンライズ瀬戸・出雲。
名古屋を通過して数分後、サンライズが速度を落とし駅に停車。
ホームの端からはみ出しているので、窓越しだとどこの駅か分かりませんでしたが、GPSで確認すると熱田駅でした。
停車後、1分も経たないうちに再び運転を再開。運転士の交代でもあったのでしょうか?(交代した運転手が見えなかったので、何とも・・・)
2時38分 熱田駅に30秒ほど停車し、出発。
2時53分 三河安城駅を通過
2時57分 岡崎駅手前の矢作川に架かる鉄橋を渡る。
2時59分 岡崎駅を通過
岡崎~豊橋駅間は寝たので省略。
完全に寝落ちする前に再び停車したので、最後にカーテンを開けると・・・
3時20分 豊橋で運転停車。
乗務員交代を行うための停車で、交代の車掌の方がホームで待っていました。
豊橋駅の停車もそれほど長くなく、1分足らずで豊橋駅を出発。
豊橋駅出発後、ぐっすり就寝(4度目)。
首都圏編(沼津 ⇒ 東京)
サンライズがブレーキを掛けて停車しかけているのを感じ、起床。
カーテンを開けると・・・
静岡県東部・沼津でした!
5時26分 定刻通りに沼津駅到着
反対側のホームには、沼津駅5時52分発の普通・小金井行きが出発準備を行っていました。
沼津駅出発後、進行方向左手に富士山が見える・・・
はずだったのですが、厚い雲に覆われ富士山どころか山の麓すら見えませんでした。
5時32分 三島駅通過
三島駅通過後、まだ眠たかったので5度目の就寝。
30分ほど眠り、再度起きると・・・
6時04分 小田原駅通過
小田原通過が東京到着の大体1時間前。
朝ご飯を食べたかったので、ここからはずっと起きていることに。
国府津駅手前では、国府津車両センターから回送されるE231系を眺望。
なお、このあたりで左側を見ると、薄っすらながら富士山が見えたような・・・気がする!
6時31分 大船駅通過
大船駅通過後の大きなカーブでは、先頭車両までよく見えます!
6時45分 横浜駅に停車中
横浜到着時は、カーテンを半分閉じました。
7時前とはいえ、平日の通勤ラッシュが始まっているので多くの人がホーム上にいます。サンライズは特殊な列車なので注目を浴び、更に階下の部屋だとホームにいる人と目が合い、気まずくなります。
6時51分 鶴見駅通過
6時54分 多摩川の鉄橋
大森~大井町の間では、京浜東北線と並走バトル。
京浜東北線も意外と速度が出ており、追い抜きそうで追い抜けない状態が続きました。
結局、大井町駅直前まで追い抜くことはなく、大井町駅通過時にサンライズが追い抜きました。
大井町通過後に東京総合車両センター。山手線の車両(E235系)が多くいました。
その後も品川・新橋を通過し、終点の東京へ。
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終点・東京
7時8分 サンライズ瀬戸・出雲は終点の東京駅に到着。
ホームを降り、真っ先に最後尾の車両へ。
サンライズに乗車した人は、考えることが同じ。入れ替わり立ち代わりで自分と同じように最後尾へ来て、カメラに収めていました。
人が多く、サンライズの写真が撮りづらかったので、真向いの9番乗り場へ。
9番乗り場だと、車両中央付近まで撮影できるので、結果として9番乗り場へ移動してよかったです。
サンライズ瀬戸・出雲の予約ページ(JR西日本)
サンライズ(285系)の写真をある程度撮ったところで退散。
改札を抜け駅舎の外へ。
東京駅の駅舎は何度見ても良い建物です。
朝の7時ということもあり、人はまばら。誰もいない状態で東京駅の駅舎を撮影することができました!
というところで、寝台特急サンライズ出雲の乗車記は以上!
この後は再び改札を通り、首都圏のJR路線を乗りまくり。最終的には、夜の飛行で札幌に行きました。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
シングル個室の設備
ソロ個室の乗車記も書いています!
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乗車日:2022年8月2日~3日