本ページは、北海道&東日本パスを使って乗り鉄旅をしていた、とある1日のお話。
・・・
日記代わりに書いているので、ただの乗り鉄旅のお話です。
何か参考になれば良いなー(^_^)
目次
青森県東部のJR区間を乗りつくす!
この日は朝5時に起床。長丁場になるので、まずは腹ごしらえ
朝食 大館駅の駅弁・花善の鶏めし
朝食は、前の日に大館駅を訪れていた時に購入した、花善「鶏めし」。
動画や写真などで認識はしていましたが、なかなか大館へ行く機会がなく食べる機会がありませんでした。
鶏めしは程よい甘さでとても美味しい。
食べながら思ったのが、福岡・折尾駅の「かしわ飯」と似ていると思いました。一番の違いは、花善の鶏めしは鶏肉を弁当にしっかりと詰めている。折尾駅のかしわ飯は、文字通りかしわ肉が使用されています。
鶏肉をしっかり味わい時は、花善の鶏めしの方が良いなと思いました。
新青森 ⇒ 青い森鉄道 ⇒ 野辺地 ⇒ JR大湊線 ⇒ 大湊
朝ごはんを食べたのち、いよいよスタート。
この日のスタート地は新青森駅。
新青森駅には、ねぶたの顔が飾られています。青森の祭りと言えばねぶた祭!
訪問日の1週間後、8/2~8/7にねぶた祭が実施。まだ見たことがないので、見てみたいお祭りの一つです。
北海道&東日本パスを使用しているので、改札機を通過。青春18きっぷと違い、有人改札へ行く手間が省けます。
新青森駅から一つ隣の青森駅へ行く為に、奥羽本線の普通列車に乗車。新青森駅で降りる人もいましたが、車内は座席が埋まっているほどの乗車率。
新青森~青森はすぐなので立っていました。
奥羽本線 普通:新青森 6:42発 ⇒ 青森 6:48着
青森駅到着後は、急いで青い森鉄道へ乗り換え。
乗車してきた奥羽本線の普通列車から青い森鉄道へ乗り換える人が何人もいたのが印象的でした。
青い森鉄道 普通:青森 6:53発 ⇒ 野辺地 7:40着
青い森鉄道の普通列車も意外と混雑。2両編成の一番後ろに乗車。
青森出発後は沿線の風景を眺めていることに。
青森市内の筒井~野内駅は、駅間隔が短いということもあり、そこまで速度は出していませんでした。
ところが、野内⇒浅虫温泉へ向かうあたりからスピードが100kmは当たり前に。
「青い森鉄道ってこんなに飛ばすの!?」と思うぐらいの高速運転。確認できた限り、狩場沢~野辺地で110kmまでぶっ飛ばしていました。
定刻で野辺地駅に到着。
青森市内から乗車してきた大勢の学生やサラリーマンが下車。
青い森鉄道で野辺地駅まで移動してきましたが、野辺地駅でJR東日本・大湊線へ乗換。
2両編成の普通列車に乗車。下北半島にある大湊駅へ。
大湊線 普通:野辺地 8:06発 ⇒ 大湊 9:08着
大湊線の普通列車は、定時に野辺地駅を出発。
野辺地駅を出発後、大湊線は大きく右にカーブ。
しばらく進むと、進行方向左手の車窓に陸奥湾が広がります。
どんよりと曇っていたので、なんだか微妙という感覚。
今回は陸奥湾を一望できただけでも良しということで。
そういえば、陸奥湾を見ていると謎の鉄塔が浮かんでいました・・・
何だろうと思いながら眺めていましたが、調べてみると「風況観測塔(海上)」という観測装置。風の特性を観測し、風力発電の建設等に活用されるらしい。
車窓から見えるぐらいなので、近くで観たら大きい建築物なのでしょう。。。
途中の吹越駅に停車。吹越駅の待合室には「日本一の菜の花畑の町 横浜町」という看板がありました。
吹越駅が横浜町にあるので「日本一の菜の花畑の町」と掲げてあるだけで、吹越駅の近くに菜の花畑があるというわけでは無い。
グーグルの検索結果に出てくる写真を見ると、確かに菜の花畑が綺麗。5月上旬辺りが見頃みたいなので、機会があれば是非この目で見てみたいと思います。
野辺地駅を出発して1時間で大湊線の終着駅・大湊駅に到着。
大湊駅は本州最北端の終着駅。
当初は津軽線の三厩駅なのかと思っていましたが、大湊駅の方が本州最北端でした。
ちなみに、本州最北端の駅は一つ隣の下北駅。
大湊駅の駅舎は、2010年にリニューアル。
むつ市にある終着駅ですが、街の中心街が下北駅寄りにあるということで、利用者は下北駅より少なめ。
駅舎には「てっぺんの終着駅 大湊駅」と書かれた木の看板が設置されています。
大湊駅まで乗車してきた列車がそのまま「快速しもきた」となり八戸まで行きます。
1時間ほど待ち時間があったので、その辺をブラブラ。あまり見るものが無かったので、近くにあるファミリーマートで飲料を到達。
それでも時間が余ったので、待合室にて今後の作戦会議を行ってました。
大湊 ⇒ JR大湊線・青い森鉄道 ⇒ 八戸 ⇒ JR八戸線 ⇒ 久慈
大湊線・青い森鉄道直通 快速しもきた
大湊 10:22発 ⇒ 八戸 11:58着
時間通りに大湊駅を出発した快速しもきた・八戸行き。
大湊駅では空席の目立つ状態でしたが、下北駅から多数の乗車。2両あったので、全ての座席が埋まることはなかったですが、ボックス席は埋まっていました。
大湊⇒野辺地は、大湊へ行く際にある程度は見たので省略。天気が晴れれば良かったのですが、曇ったままでした。
なお、乗車した快速しもきたの表定速度は68.7km(大湊線58.4kmを51分)。
ローカル線のディーゼル車にしては、なかなかの速さ。
快速しもきたより遅い電車特急も多数あるので、大湊線は結構頑張っているのではないでしょうか?
野辺地駅に到着した快速しもきた。野辺地からは青い森鉄道へ。
運転士はJR⇒青い森鉄道へ交代するのかな?と思っていましたが、JRの方がそのまま青い森鉄道の区間も運転していました。
野辺地駅出発後の進行方向・右手、無駄に広い敷地。
これは、2002年に廃止された南部縦貫鉄道の跡地。
南部縦貫鉄道は野辺地~七戸の間で運行。レールバスという、今の日本には存在しない車両で運転されていました。
青い森鉄道に入っても、相変わらずのスピードで飛ばしていく快速しもきた。
田んぼが広がる中、急に高架化された建造物が青い森鉄道と並行するように。
青い森鉄道と並行する鉄道路線といえば東北新幹線。ただ、この時間帯は東北新幹線が走っていなかったようで、新幹線を見ることはありませんでした。
八戸に到着。
八戸からは八戸線に乗車。久慈へ向かいます。
発車案内を見ていると、13時35分発は盛岡行きですが「青春18きっぷは八戸~盛岡駅間ではご利用になれません」との記載があります。通常であれば、青春18きっぷで第三セクターの青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道は乗車できません。
ただ、野辺地・八戸駅はJR線があるので、青い森鉄道の青森~八戸駅間は特例で青春18きっぷでも乗車できます。ただし、乗降できるのはJR線への乗換駅である青森・野辺地・八戸駅に限られます。
ちなみに北海道&東日本パスは、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道ともに全線で乗降が可能です。
少し話は逸れましたが、八戸駅2番乗り場に八戸線で使用されているキハE130系。
2両編成で、1人掛け用と2人掛け用のボックスシート、扉付近にロングシートがありました。
今回は海を見たいということで、後ろ側の車両にあった1人掛け用の座席に座りました。
八戸線 普通:八戸 12:25発 ⇒ 久慈 14:09着
八戸駅を出発してすぐの所に八戸貨物駅がありました。
八戸貨物駅を通過後しばらくは、八戸臨海鉄道の線路と並行。
長苗代駅を通過後、馬淵川に差し掛かろうとしたところで、八戸臨海鉄道は左へ大きくカーブ。八戸臨海鉄道は北沼駅(三菱製紙八戸工場)まで続いています。
順調に進み、鮫駅も出発。
鮫駅を出発して早々、漁港の近くに不思議な建物に気付き写真を撮影。
建物の構造的に神社っぽいなと思っていましたが、実際に「蕪島(かぶしま)神社」という神社でした。
神社の近くに大量の鳥がいましたが、国の天然記念物・ウミネコ。こんなにウミネコがいる景色を見ることは無いので、車窓から見えなくなるまでずっと見ていました。
蕪島神社を過ぎると、八戸線の景色で楽しみにしていた太平洋の車窓!
でしたが、この日はあいにくの曇り空。また、霧も出ており車窓を楽しめる環境ではありませんでした。。。
海では海水浴、サーフィン、釣りをしている人など様々。
そんな中、「夢をのせてJR」と書かれたものがありました。
海が見える区間は陸中中野駅まで。
陸中中野~陸中夏井駅は山間区間を走行。
八戸線の終点・久慈駅に到着。
JR区間は久慈駅までで、これより先は三陸鉄道になります。
効率よく巡るために追加課金(岩手県編)
北海道&東日本パスでは乗車できない区間が2度ありました。
久慈 ⇒ 三陸鉄道リアス線 ⇒ 宮古 ⇒ JR山田線 ⇒ 盛岡
久慈~宮古駅間は三陸鉄道リアス線で移動していきます。
三陸鉄道は、北海道&東日本パスや青春18きっぷでは乗車できません。しかし、効率よく動くためにも、ここは遠慮なく課金していきます!
八戸線⇒三陸鉄道の乗換時間は6分。乗換時間は短かったですが、駅舎で久慈⇒宮古の切符を購入。出発時間までに乗車することができました。
三陸鉄道 普通:久慈 14:15発 ⇒ 宮古 15:49着
※北海道&東日本パスは利用できないので、追加課金。もちろん、青春18きっぷも使用できません
1両編成の車内は、自分と同じように宮古までループする人。学生の人。地元の方でボックスシートは埋め着くされていました。なので、空いている座席に荷物だけ置かせてもらい、立って車窓を見ることに。
三陸鉄道も太平洋と並行するように路線が造られています。
三陸鉄道の区間に入るとトンネルが多くなりますが、高架の区間も多くなります。トンネルを抜けると車窓が良いはず・・・だったのですが、やはり久慈より先もあいにくの天気&濃霧。
海側の景色が楽しめないのなら山側の景色を!と思ったのですが、田野畑駅辺りからトンネルを抜けるたびにガラスが曇るという問題が・・・
結局、三陸鉄道でも車窓をあまり楽しめないまま、宮古駅へ移動しました。。。
定時に宮古駅到着。
宮古から盛岡までJR山田線があるので、そちらに乗換。盛岡を目指しました。
三陸鉄道のホームから跨線橋を渡り、JR山田線のホームへ。
ホームにはキハ110系・1両編成が停車中。
車内にあったボックスシートは既に埋まっていたので、ロングシートで車窓を楽しむことに。
山田線 普通:宮古 15:54発 ⇒ 盛岡 18:21着
宮古駅から20分ほどで、茂市駅に到着。
茂市駅は2014年(実質2010年)まで岩泉線が分岐していた駅。
岩泉線が使用していたと思われるホームには線路がなく、撤去されていました。
さて、茂市駅を出発した列車はあまり速度を出さずに走行。体感的に、トンネル以外は40~50kmという感じ。
17時11分。2022年3月12日のダイヤ改正より全ての列車が停車しなくなった平津戸(ひらつと)駅を通過。
誰も使用しなくなったホームは草が生え放題。待合室はカーテンか何かで閉じられていました。
平津戸駅が全ての列車が通過するようになった理由は「利用が極めて少ない」。利用者がいないのなら、奥羽本線赤岩駅、北上線平石駅と矢美津駅のように、全ての列車が通過⇒廃止という流れになると思われます。
平津戸駅の全列車通過(JR東日本・盛岡支社プレス)
休止状態の平津戸駅より先。区界~上米内駅間には、大志田駅と浅岸駅という駅がありました。いずれも2016年3月に廃止。
秘境駅として有名だったので、いつか行ってみたいなとは思っていましたが、それも叶うことなく廃止。
現在の状態を知るために、ロングシートの窓に張り付いていたのですが・・・
トンネルを抜けると窓が曇り、あまり見えない状態に。。。
それでも、駅の跡地はなんとなく分かりました。浅岸駅には何も残っていなかったですが、大志田駅跡に関しては保線車両や建物がありました。
現在はただの通過場所になってますが、あと10年早かったら駅に降りて雰囲気を楽しんでみたかったですね。
宮古駅を出発して約2時間30分。山田線の中では、大都会の盛岡に到着(笑)
山田線の乗車記をササっと書きましたが、正直一番きつかった。何より、車窓を楽しむにも常に山の中を走っているので、景色を見るところが少ない。暇つぶしにスマホを触ろうものなら、電波が届かない。。。
気分転換をしたいところだったが次の列車もあるので、急いで用事(食料購入とUSB購入)を済ませました。
盛岡 ⇒ 東北新幹線 ⇒ 北上 ⇒ 東北本線 ⇒ 一ノ関 ⇒ 小牛田
盛岡からは東北本線・・・には乗らず、東北新幹線のやまびこ70号で北上に向かいます。
本来なら東北本線の普通列車へ乗車したいところ。しかし、盛岡駅での接続が悪い(1時間3分待ち)&仙台へ少しでも早く行きたかったので、新幹線へ課金しました。
東北新幹線 やまびこ70号:盛岡 18:41発 ⇒ 北上 19:00着
※北海道&東日本パス、青春18きっぷでは新幹線は乗車できません!
東北新幹線の盛岡~北上は、乗車券と特定特急券で自由席に乗車できます。通常の自由席料金より安く設定されているので、ちょっとしたループにも活用できます。
盛岡駅を出発したやまびこ70号。出発後、すぐに山田線と東北新幹線のギャップが現れます。
速い…!速いぞ!!
座席は3列シート、足元は広くて快適!リクライニングもできる!テーブルもある!コンセントもある!
このまま仙台まで行きたい!!!
無情にも北上へ到着。
苦痛に感じた山田線の19分はすごく長く感じたのに、新幹線の19分はあっという間。。。
冗談抜きで仙台まで新幹線で行ってやろうかと思いました。
新幹線は短い乗車時間でしたが、スマホを充電しながら夕食のパンを食べていました。
北上駅では、盛岡駅を後から出発してきたはやぶさ42号&こまち42号がやまびこ70号を追い抜き。
思っていたより迫力があり、少しドキっとしました(笑)
新幹線⇒在来線へ。
在来線のコンコースを歩いていると「いわてホリデーパス」の案内。
ホワイトボードを目一杯に使って「いわてホリデーパス」の案内が書かれていたので、思わず写真を撮ってしまいました(笑)
北上から東北本線の普通列車・一ノ関行きに乗車。
東北本線 普通:北上 19:10発 ⇒ 一ノ関 19:49着/19:56発 ⇒ 小牛田 20:43着
帰宅ラッシュの時間ということで、4両編成の座席は全て埋まっていました。
水沢駅で多くの人が下車。座席が空いたので、座って一ノ関へ。
一ノ関で普通列車・小牛田行きに乗換。
小牛田行きの普通列車は空いており、適当なところに着席。終点の小牛田まで自分の近くに座る人は少なく、ゆっくりしていました。
一ノ関から約50分で小牛田駅に到着。小牛田駅では30分ほど待ち時間があったので、少し散歩していました。
15時間の旅も終わり(小牛田 ⇒ 東仙台)
夜の小牛田駅・出発案内。滅多に見る機会が無いので、記念に撮影。
朝6時から活動してきたということもあり、若干クタクタ。ただ、次の列車がこの日最後の乗車ということで、少し元気に。
ホームで待っていると、仙台行きの6両編成がやってきました。
仙台方の車両へ行くと、まさかのボックスシート付の車両!
疲れた体には、やはりボックスシート。ロングシートより落ち着きます。また、遅い時間ということもあり乗車する人は少なめ。ゆっくり過ごせました。
東北本線 普通:小牛田 21:10発 ⇒ 東仙台 21:50着
列車は暗い中を走り、22時前に目的地の東仙台に到着!
長かった・・・本当に長かったよ(´-ω-`)
22時の東仙台。街灯や駅前にミニストップがあるので、比較的明るかったです。
・・・
のような感じで、この日の乗り鉄旅は終わり。
強者はこのあと野宿とかするのでしょうが、自分はなるべく体力を回復したかったので某ネットカフェへ行き、疲れを取りました。
翌朝も東仙台駅からスタート。色々周ったので、別の形でブログに書きたいと思います。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
翌日
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乗車日:2022年7月27日