2022年1月、2022年の初旅で関東圏の鉄道乗車・駅巡りに行ってきました。関東までの移動には格安航空を使用したので、成田空港を経由することになりました。というよりも、成田空港を経由した方がこの後訪れる成田湯川駅に行きやすいからですがw
実際に成田湯川駅へ行ってきました
今回は、成田空港第1ターミナルにある成田空港駅を京成中心に書いていきたいと思います。
目次
JR・京成が共用する成田空港駅の改札前
成田空港駅の改札前にやってきました。成田空港駅は、その名の通り成田空港の直下にあり、諸外国から到着した外国人観光客やビジネス客が多く乗っていきます。しかし、今のご時世だと日本にやってくる観光客やビジネス客もいない為、駅前はガランとしています。
京成の方に行く前に、JRの発車案内標を見てみます。成田空港駅からは千葉・東京方面の快速列車が1時間に1本出ているのに対し、特急成田エクスプレスは夕方まで列車がありません。2020年以前は、昼間も結構な本数があったのですが・・・。乗る人がいないので仕方ないとはいえ、寂しい時刻表となっています。
JR側の券売機。4台ありますが、2台は稼働していません。名目上はソーシャルディスタンスとなってますが、節電も兼ねているのでしょう。JR側の券売機前はほとんど人がおらず、寂しい雰囲気でした。
成田空港駅の出口改札には面白いものがあります。2015年3月まで使用されていたセキュリティエリアです。それまでは、このセキュリティエリアで荷物のチェック、検閲が行われていたようで、今のように気軽に成田空港に訪れることはできなかったようです。しかし、羽田空港が発達したこと等、複数の要素が加わった結果、2015年3月末に撤廃されてます。
京成・改札前
さて、本題に入りたいと思います。
京成線の発車案内をまずは見てみます。京成の方はJRよりも列車本数が多く設定されており、スカイライナーも30~45分に1本の本数が保たれています。
京成・成田空港駅からの運賃表
京成の成田空港駅からの運賃表を見てみます。若干、これを見に来たと言っても過言ではないですが(笑)
1枚目の運賃表を見て頂くと分かりますが、やはり際立つのが成田湯川駅。成田空港駅から2駅ですが、運賃が530円!周りの駅と見ても運賃の跳ね上がり方が違います。
また、京成高砂から先は成田スカイアクセス線を経由したか、京成本線を経由したかによって、運賃が大きく異なります。
せっかくなので、この後訪れる成田湯川駅を京成本線とJR線で比較してみました。
駅名 | 距離 | 運賃(切符利用) | 所要時間 |
---|---|---|---|
成田湯川 | 10.7km | 530円 | 約11分 |
公津の杜(京成本線) | 10.4km | 410円 | 約14分 |
京成臼井 (京成本線) | 23.6km | 520円 | 約28分 |
JR成田(JR線経由) | 10.8km | 240円 | 約11分 |
JR物井(JR線経由) | 28.1km | 510円 | 約34分 |
比較表を作ってみると分かりやすいと思いますが、距離が短いにも関わらず運賃が高く、しかし所要時間も短いということが分かります。
運賃に関してJR線に至っては、同水準の運賃で25km~30kmの区間まで行けるので、尚更運賃の高さを感じます。ただ、京成本線の公津の杜駅までも中々ですが・・・。
京成・成田空港駅の改札
運賃を一通り確認した後は、改札内に入ります。
成田空港の京成側の改札は少し複雑になっています。京成側は、成田空港第2ターミナル駅から路線が2つに分岐しており、上野・押上方面に早く行ける成田スカイアクセス線(成田空港線)と千葉方面を経由する京成本線に分かれます。上述の運賃表の通り、どちらの路線を乗ったかを判別する為に、改札を分ける必要があります。
その第一弾として、成田空港駅で最初に入場する改札は「成田スカイアクセス線」を乗ること前提に改札を通ります。
スカイライナーに乗る場合は、改札前にあるエスカレーターを降ります。アクセス特急や京成本線に乗る場合は、そのエスカレーターの横を歩いていきます。
少し歩くと、今度はアクセス特急と京成本線の乗り場に向かうための分岐があります。左手に行くとアクセス特急のホーム。真っすぐ進むと京成本線のホームに向かいます。
真っすぐ進むと京成本線の乗り場に向かいますが、その前に京成本線用の改札があります。この改札を通ると、「京成本線に乗車」という証明がICカードや切符に反映されます。また、中間改札を設置しないと北総線や成田湯川駅から千葉方面に行った時、その人が成田空港駅を経由したのか京成高砂駅を経由したのかが分からなくなります。
今回はアクセス特急に乗るために京成線1番乗り場へ。運賃は高いですが、アクセス特急やスカイライナーに乗る場合、改札は1回で済みます。
アクセス特急用ホーム
アクセス特急の乗降ホームに来ました。京成本線の特急がこちらに来ることはないので、ほぼアクセス特急専用ホームと言っていいと思います。
アクセス線のホームにはホームドアが設置されています。
車止め方面。停車位置に「S」とあるので、たまにスカイライナーがこちらへ来ていると思われます。
成田空港駅「成田スカイアクセス線」の駅名標。
しばらくして、アクセス特急が来ました。列車は京成の3100系。成田スカイアクセス線用にしたためか、車体はオレンジ色になっています。
3100系の行先表示。LEDで見やすくなっています。
京成3100系の車内。車体と同じく、車内もオレンジ色をベースに作られています。
空港利用者をターゲットにしている為、空港特急ではよく見かける荷物スペースがあり、他の普通列車の車両には無い特徴です。
車内のLCD。京急ではよく見かけるので、同様のものと思われます。
列車は空港連絡ということで、約1時間30分掛けて羽田空港まで行きます。
それでは、京成を中心にした成田空港駅の探索はここまで。
この後は、冒頭でも述べた通り成田湯川駅に行きました!
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訪問日:2022年1月15日(土)