2022年9月23日のダイヤ改正で無くなりました!
この日は早朝の「福間発熊本行き普通列車」から始まり、同じ日の夕方にもう一本、長時間乗車する普通列車に乗ってきました。
それが今回乗車する「門司港発荒尾行き普通列車」です。一見、普通のように見えますがこの普通列車は151.6kmに対して4時間掛かり、時速が約38kmと中々の遅さです。
時刻表をめくっている時に、なぜ福岡県の縦断に4時間掛かるのか、とても気になりましたので実際に乗車してきました。厳密には、けやき台駅〜肥前旭駅は佐賀県。終点の荒尾駅は熊本駅にありますが、細かいことは気にしません・・・(笑)
実際に全てを紹介しようとすると大変長くなってしまいますので、通過列車の退避駅でどれくらいの待ち時間があったのか。どんな列車が通過していったのかを中心に紹介していきたいと思います。
目次
出発地・門司港
この日は早朝に熊本へ。そこから小倉駅周辺で休憩を挟み、門司港へやってきました。門司港では乗車する列車まで少し時間がありましたので、駅前にある関門海峡を眺めに行きました。
夕方の時間で天気もそこまで悪くなかったので、夕日がいい感じに関門海峡の海に光っていました。
荒尾行き普通列車の発車時刻が近づいて来ましたので、門司港駅へ。門司港駅の駅舎は2019年にリニューアルオープンされています。
門司港駅の駅舎はこんな感じ。リニューアル工事により、レトロな駅舎になっています。ちなみに、下の写真を撮った場所の後ろにはスターバックスもありますので、休憩がてらに門司港駅を訪れてみてはいかがでしょうか。スターバックスの店内も門司港駅の雰囲気に合わせて作られています。
今回乗車する普通列車は、17時48分に門司港駅を発車します。
門司港駅の駅名標。昔からあるタイプの駅名標と柱にあったレトロな駅名標。JR九州では福岡都市圏内の路線には駅番号が降られており、門司港駅は「JA31」になります。
門司港駅にある0kmポスト。この門司港駅が鹿児島本線の起点駅となっています。
門司港駅の車止め。昔はここから連絡船に乗り換え、下関方面に向かっていましたが、現在は門司駅から山陽本線で下関方面に行くことになります。また連絡船は無くなりましたが、現在も門司港駅前にある渡船場から下関方面へ船で行くことはできます(唐戸市場のある唐戸に行きます)。
そして、今回乗車する荒尾行きの普通列車。普通列車に充てられていたのは、813系でした。クロスシートなので、快適に乗車することができます。
ここから荒尾駅までの4時間旅が始まります!
各駅に停車しながら中間地点の博多駅へ
下は、福岡都市圏の路線図。見づらいですが、真ん中の赤い線が鹿児島本線。そして、今回乗車する区間です。右上の門司港から左下にある荒尾駅まで乗り通します。門司港(JA31)~博多( JA 00・JB00)~荒尾(JB28)、全59駅(始発駅除く)に停車して行きます。
門司港~小倉
門司港を出発し、右手には関門海峡が広がります。この日は、夕暮れが綺麗でいいタイミングに乗車できたなと思います。関門海峡が見えなくなると、現在の本州との連絡地点・門司駅に到着します。この列車は、門司駅に到着後、すぐ発車していきました。
小倉駅に到着。
始発駅の門司港を発車して13分ですが、小倉駅で約14分停車。
小倉駅では、臨時の特急ソニックと快速列車の2本が先発していきました。
小倉~赤間
荒尾行き普通列車は、小倉駅を18時15分に定時発車。
小倉駅から2つ先の九州工大前駅では、日が暮れていたのに何故か照明が付いておらず、ホームが真っ暗でした・・・。
駅名だけ残っているスペースワールドや黒崎地区を順調進行。黒崎地区の主要駅、黒崎駅は18時35分に発車。
折尾駅は18時42分に到着・発車。折尾駅では列車にいた乗客のうち、半分ぐらいの乗客が下車。
・遠賀川で更に下車。乗っている車両の乗車率が1割を切る(私を含め2名だけ)
・教育大前駅で1名下車。ついに自分だけに。
赤間駅で8分停車。快速列車と特急ソニックの2本に追い越される。
赤間駅では流石に乗っている車両にも乗車があり貸切状態は終了。
なお、反対側の普通・海老津行きにイカ釣り漁船がいました。
今乗っている1本後ろに区間快速荒尾行きがあります。この20分後の快速は、荒尾駅では普通列車より20分早く到着することになります。
赤間~博多
東郷駅のアイスクリームの自販機。美味しそうに見えました(笑)
そして、再び福間駅に戻ってきた!
・福間駅を過ぎた辺りから、早朝から行動してきた影響で、お休みモード( ˘ω˘ ) スヤァ…
眠りから覚めると、気づくと福工大前駅に到着する寸前でした。
福工大前駅で8分停車。貨物列車と特急ソニックの2本が追い越しました。
博多駅に19時59分到着し、3分停車。車内は立ち客が少々いる程度まで乗車してきました。
博多駅でこの列車の半分、2時間が経過しました。そして、博多から荒尾までも2時間掛けて向かいます!
ちなみに博多駅の駅番号は、何故か「01」スタートではありません。JA・JBいずれも「00」になります。
荒尾駅を目指して後半戦スタート!
博多~久留米
博多駅出発後は降車がメイン。竹下~都府楼南駅間で列車内にいた乗客の半分ぐらいは下車していきました。
二日市駅で5分程停車。列車内にいたほとんどの人が降りて、赤間駅で20分後に迫っていた快速列車が追いつきます。快速列車から普通列車に乗り換える人もいました。
快速列車1本が追い越し。
・天拝山駅では、イオンモール筑紫野から帰宅する人が乗車してきました。
・原田駅〜田代駅は、各駅で少しづつ乗客が下車していきました。
・鳥栖駅は待ち合わせなし。少々の乗降のみ。
久留米駅で10分程停車。ほとんどの乗客が下車。快速列車1本が追い越し。快速列車から乗り換える人はほんの少し。
久留米〜荒尾
この日は由布院・日田方面から遅れて来た「特急ゆふ6号」との接続待ちで、久留米駅を2分遅れて発車しました。
・荒木駅以南は淡々と進みました。羽犬塚駅と大牟田駅以外は降車のみか乗降なしでした。
・瀬高駅から乗っている車両は貸切状態に。更に前後の車両も見た限り誰もいませんでした。さすがにずっと座りっぱなしは疲れますし、誰もいなかったのでストレッチを少し行いました。
誰もいなくなったところで813系の車内を撮ってみました。座席は門司港発車後に撮っておりましたので、合わせて載せておきます。813系は全ての車両がクロスシートになっています。
・大牟田駅に21時44分到着。1人乗車してきましたが、降車はいないように見えました。
ついに荒尾駅に!
普通列車はついに終点の荒尾駅に到着!門司港を出発してから4時間1分の旅でした!!
荒尾駅ではホームに降車してすぐ、他の車両から降車した人の確認を行いました。前側の車両を見てから後ろ側の車両見たので不正確ですが、同じ車両にいた人(大牟田駅から乗車)だけでした。つまり、荒尾駅で降車確認できたのは1名でした!
なので、この4時間掛かる普通列車に乗り通したのは、もちろん私だけです(笑)
反対側に811系が停車中でしたが、この日の運用は終了したようで、車内の照明は落ちていました。また、荒尾駅の駅舎内は誰もいませんでした。
荒尾駅は人気が少なく、駅前はタクシーのエンジン音以外は静かでした。
感想&まとめ
感想:そもそも夕方~夜の時間帯は大牟田・荒尾方面に直通する快速列車が走っているので、大牟田や荒尾方面に向かう人は、そちらに乗ると思います。なので、普通列車しか停車しない駅の利用者だけを考えると終点が近づくにつれて利用者が少なくなるのも当然だと思います。
★門司港と大牟田・荒尾駅間を直通する普通列車は以下の通りです。
区間(いずれも普通列車) | 始発発車時刻 | 終点到着時刻 | 所要時間 |
門司港⇒大牟田 | 16時06分 | 19時59分 | 3時間53分 |
門司港⇒荒尾(★今回の内容) | 17時48分 | 21時49分 | 4時間1分 |
大牟田⇒門司港(土休日運転) | 6時26分 | 10時07分 | 3時間41分 |
大牟田⇒門司港 | 19時46分 | 23時31分 | 3時間45分 |
☆今回乗車した門司港発荒尾行きの普通列車が途中駅で停車した時間・追い抜かれた回数は以下の通りです。
駅名 | 停車時間 | 追い抜かれた回数 |
小倉 | 14分 | 2回 |
赤間 | 8分 | 2回 |
福工大前 | 8分 | 2回 |
博多 | 3分 | 0回 |
二日市 | 5分 | 1回 |
久留米 | 10分 | 1回 |
合計 | 48分 | 8本 |
表にして見ると分かりやすいですが、停車時間が長くなんと48分!今回乗車した普通列車の1つ前の門司港発大牟田行きの普通列車も3時間53分で走ってますが、その列車も停車時間が長い分、時間が掛かってしまってる訳です。
4時間1分という乗車時間ですが、九州内の普通列車に限ると第4位になります(違ったらすいません)。
まだ3つも乗車時間が長い普通列車が九州内にあるので、制覇出来るように頑張りたいです(笑)
というところで、今回の乗車記は以上にしたいと思います。
皆さんも長時間走る普通列車に挑戦されてみませんか?
それでは~
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