キハ85系による運転は終了してます。キハ85系は、すべてHC85系に置き換わりました。
とある6月末、今まで一度も行ったことの無い立山・黒部ダムへ。
色々調べ、JR東海より発売されている「立山黒部アルペンきっぷ」を使うことに。
名古屋発は、高山本線&中央本線もしくは北陸本線&中央本線のルートが選べました。2ルートありますが、高山本線&中央本線ルートの富山⇒長野へ抜けるルートを選択しました。
高山本線では、特急ひだの乗車が可能で指定席もOK。
せっかくなので、特急ひだ3号に乗車。定期列車から退きつつあるキハ85系に乗車してきました。
(乗車日:2022年6月)
目次
特急ひだ3号 富山行き
8時30分頃に特急ひだの始発・名古屋駅のホームへ。
発車案内に停車駅の案内が表示されてますが、特急ひだ3号の途中停車駅は、
岐阜、美濃太田、下呂、高山、飛騨古川、猪谷、越中八尾、終点の富山。
特急ひだ3号の特徴として、主要駅のみ停車かつ通過駅での運転停車がありません。
そのため、名古屋から高山まで2時間15分。富山まで3時間48分で結びます。
キハ85系
出発時刻の10分前、特急ひだ3号になるキハ85系が入線。
キハ85系の連結部。
特急ひだ3号は、途中の高山駅で車両の切り離しを行います。この日は4両が富山へ。それ以降は、高山までの運転となっていました。
富山へ行く列車の方向幕は「富山」。高山までの列車の方向幕は「高山」になっていました。
普通車・車内
座席は2列×2列の配置。真ん中の通路と座席には段差があり、座席の位置が通路より少し高くなっています。
座席の背もたれにテーブルが一つ。ドリンクホルダーはないので、ドリンクはテーブルに置くか、窓横にあるスペースに置く形になります。
このブログで何回か登場?している、コメダ珈琲のチルドカップ(まろやかミルクコーヒー)。JR東海の列車に乗ると、旅のお供になるドリンク。
でも、コメダ珈琲のチルドカップが登場するということは・・・
特急ひだでは車内販売の営業ありません!(飲み物の自動販売機はあります)
必要な飲食物は事前に売店で購入、持ち込む必要があります。
車窓①:名古屋 ⇒ 高山
定刻通りに出発した特急ひだ3号。
名古屋~岐阜駅間は、座席の向きとは逆向きに走行します。
車内ですが、名古屋からの乗車は全体の半分ほど。空いている座席が目立ちましたが、岐阜駅でそれは無くなります。
岐阜駅に到着。
岐阜駅でもそれなりの乗車があり、乗車した7号車に関して言えば窓側の座席は埋まりました。
岐阜駅で2~3分停車したのち、岐阜駅を出発。
進行方向を転換し、東海道本線⇒高山本線に入ります。
岐阜駅を出発してほどなく、右手側に犬山城が車窓に入ります。犬山城については、自動車内アナウンスで案内があります。
鵜沼駅を通過。岐阜~鵜沼駅間では、名鉄各務原線が高山本線と並行するようにあるので、たまに名鉄の車両が見えます。
高山本線は、鵜沼駅を通過すると大きく左カーブ。名鉄各務原線は新鵜沼駅で大きく右カーブを描き、それぞれ進路が分かれます。
鵜沼のカーブを曲がると、今度は木曽川と並行するように走行。
9時23分 美濃太田駅に到着。
美濃太田駅の停車時間は短いですが、少々の乗降がありました。
美濃太田駅を過ぎると、高山本線は本格的に山区間へ。
と言ってもトンネルが多いわけではないので、車窓は楽しめます。
美濃太田を過ぎると今度は飛騨川が登場。
飛騨川沿いに走ったり、飛騨川に架かる鉄橋を渡ったり、とにかく飛騨川を見る機会が多くなります。
美濃太田より先にある高山本線の駅は高速通過に対応していないため、駅を通過する際はゆっくり走行。
駅を通過すると、再び加速し特急らしい走りに。
高山本線の美濃太田~高山まで、駅通過⇒飛騨川と平行⇒鉄橋⇒駅通過⇒飛騨川・・・の繰り返し。
高山本線と飛騨川は何度も交差するので、窓側の座席に座っていれば、どこかの区間で必ず見ることができます。
10時16分 名古屋を出発して約1時間30分。温泉地で有名な下呂駅に到着。
午前中ですが、下呂駅で多くの方が下車。
1分ほど停車し、下呂駅を出発。次の停車駅である高山へ。
久々野~飛騨一ノ宮駅間には、高山本線で一番長い宮トンネル(2,080メートル)があります。その宮トンネルを抜けると、高山市一之宮町へ。
トンネルを抜けると大きなカーブを描き、飛騨一ノ宮駅へ。
後ろを振り向くと、先ほど通った線路が見えます。
10時59分 名古屋を出発して約2時間15分。11時まであと数十秒のところで、高山本線の主要駅である高山駅に到着。
高山駅で切り離し作業を行うので約5分停車。
富山行きの前4両と高山止まりの車両が切り離し。
車窓②:高山 ⇒ 富山
約5分停車し、富山に向け再出発。
ホームと駅舎上には、キハ85系を見るようと人だかりができていました。
鉄道好き・そうでない関係なく、本当に色んな人が写真や動画を撮影。もしくは見物していました。
11時19分 高山駅を出発して15分。次の停車駅である飛騨古川に到着。
降車する人が多少いましたが、乗車中の号車に乗車してくる人はいませんでした。
約1分停車したのち、出発。
キハ85系といえば、大きい窓が特徴。この大きい窓は「ワイドビュー」と呼ばれ、2022年3月までは列車名に「ワイドビュー」の名が付いていました。
このワイドビューから見える高山本線沿線の車窓を楽しみにしていたのですが、指定されたのは窓枠付きの座席。
正直、ガックリ。。。
車窓の見える範囲が狭くなるのと、写真を撮る時や個人用の短い動画を撮る時にとても苦労しました(-_-;)
後日、ワイドビューを楽しめる座席に座りましたが、車窓の見える範囲が全然違うことに気付かされます。
そういう意味では、最初に窓枠付きの座席に座れて良かったのかなと思います。
ブログで本来書くべきでは無いですが、愚痴をもう一つ!
高山、飛騨古川で大抵の乗客が下車したので、車内は空席が目立つように。
私の前後の座席、通路を挟んで左側に座っていた人も高山駅で下車。「座席を倒して景色を楽しめる!ヨッシャ!」って思っていたら、代わりの人が自分の後ろの席へ来るという・・・
なんでいっぱい座席が空いてるのに、寄りにもよって自分の後ろに(´;ω;`)ウッ…(しかも富山まで乗車)
座席が思いっきり倒せないので、ワイドビューの威力が半減。いや、それ以下・・・
前の座席は空いたので、手を伸ばして撮影。
窓枠有りの座席から見える車窓とワイドビューが楽しめる座席では・・・
全く違う!Σ(・□・;)
ワイドビューを楽しめる座席は、車窓が広角!
これはキハ85系が定期列車として動いている間に、高山本線をリベンジするしかないですね。。。
そんなこんなしている内に、特急ひだ3号は山間部を更に進行。
気付けば、岐阜県から富山県へ。
11時58分 富山県に入り最初の停車駅・猪谷に到着&出発。
猪谷駅からはJR東海からJR西日本へ。
会社が変わるので、運転士と車掌の方が交代。
猪谷駅出発後、右手の車窓には神通川やダムが広がります。
次の停車駅である越中八尾駅にも停車し、乗客の乗降。越中八尾駅を出発すると次は終点の富山。
平野区間に入ると、遠くに立山連峰が見えます。
しばらく立山を眺めていると、飛行機が平野に向かって降りてきました。
富山の市街地から離れたところに富山空港があり、その富山空港に向かって着陸するANA機。
時間的に札幌(新千歳)便のようです。
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JR・私鉄指定席列車全掲載
12時32分(1分遅れ) 終点の富山に到着。
富山駅に到着した特急ひだ3号は、折り返し特急ひだ14号・名古屋行きとなります。
折り返し時間が30分なので、到着後すぐに車内清掃が行われていました。
お昼に富山へ到着しましたが、この日の移動は終了。
翌日から3日連続4時台に起床なので早めにホテルへ行き、寝ましたZzz
終わりに
以上、特急ひだ3号の乗車記はおしまい。
高山本線の景色は見ましたが、キハ85系の特徴の一つであるワイドビューを楽しめないまま終わり。なんだかモヤモヤだけが残りました。
このままでは堪ったもんじゃないので、キハ85系が動いているうちにリベンジしたい・・・できるかな?(笑)
なお、今回登場した特急ひだ3号・14号。このブログを書いている2022年9月時点ではキハ85系による運転ですが、2022年12月1日より新型のHC85系に置き換わることになりました。
新型特急車両HC85系の追加投入について(JR東海・PDFファイル)
全定期列車がHC85系へ:2023年3月18日ダイヤ改正の詳細(JR東海・PDFファイル)
少しずつ定期列車から姿を消していくキハ85系。
定期列車運用終了のタイムリミットが迫っているようなので、短い区間でも乗れる時に乗っておきましょう!
それでは、今回はここまで('ω')ノ
別日に逆区間も乗車!特急ひだ14号
【キハ85系】特急ひだ14号_ワイドビューが楽しめる座席に乗車(富山 ⇒ 名古屋)
4日後:キハ85系乗車記 特急ひだ36号・岐阜⇒草津
キハ85系・HC85系も少し登場!
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乗車日:2022年6月26日