近鉄吉野線は1928年に全線開通し、橿原神宮前駅と今回訪れていた吉野駅を結ぶ路線。吉野駅も全線開通と同じ1928年に開業しています。
完全に観光地に特化している駅ということもあり、駅前はお土産屋がずらり。
お土産の先へ行くと吉野山とを結ぶロープウェイや金峯神社・奥千本方面のバス乗り場が存在。吉野駅は吉野山や奥千本、吉野大峰への玄関口になっています。
吉野駅の駅舎は、1928年の開業当時の形を現在も維持しているとか。補修等はされていますが、開業時の駅舎を留めている貴重な駅になります。
1928年3月に開業しているらしいので、2024年8月で計算すると残り3年7か月で100周年になります。
駅舎に入る前に券売機が設置されています。
吉野駅は2021年に無人駅となっており、基本的には駅員がいない駅。ただ、大阪阿倍野橋行きの特急がそれなりに運転されている駅なので、3台のうち1台は特急券に特化した券売機(赤色)が設置。特急券は座席指定可能なタイプの券売機でした。
近鉄路線の全てが表示されている運賃表。こうやって見ると改めて近鉄の凄さを感じます。
吉野駅から一番高い運賃は名古屋(と一つ隣の米野駅)。2024年時点で2890円です。
駅員がいないので、列車の発着時間帯以外は人がいないことが多い駅舎内。駅舎内は待合所の他、コインロッカーが設置されています。
簡易改札が2台設置されており、交通系ICカードの利用も可能です。
旧窓口の場所。切符発売がなくなったのでカーテンで閉じられています。
ただ、駅員はいなくなっても乗務員の休憩所としては利用されているので、引き続き人気は感じられます。
吉野駅の発車時刻表は近鉄の駅で多く見られるパタパタ式(反転フラップ式)。昔ながらの方式で場所的にもパタパタの方が似合っています。
ホームの天井はアーチタイプ。このアーチはホーム全てを覆っているわけではなく、改札側の車両1両分までしか覆われていません。
吉野駅は3面4線。行楽シーズンに対応するため、ホームが4線も整備されています。
大阪阿部野橋を結ぶ特急さくらライナー。出発時刻まで時間がありましたが乗車は可能だった模様。
吉野駅のホーム有効長が4両編成の為、さくらライナーはホームいっぱい使用して停車します。
1番線に特急が停車するのに対し、普通・急行列車は3番線に乗り入れ。
普通列車も4両で運転されているので、始発駅である吉野駅ではほぼ間違いなく座れます(行楽シーズンは知りません・・・)。
今回乗車したのは、近鉄6620系でした。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
吉野駅時刻表(近鉄ホームページ)
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訪問日:2024年5月