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関西本線
関西本線は、名古屋~亀山~奈良~難波を結び、1890年代には全線開業した歴史ある路線。
名古屋~JR難波で一つの路線だが、現在の関西本線は運行形態が3つに分かれている。
1.名古屋~亀山(JR東海)
2.亀山~加茂(JR西日本)
3.加茂~JR難波(JR西日本)
名古屋~亀山/加茂~JR難波は都市圏を走り、需要が高いこともあり電化されている。
ただ、その中間にあたる亀山~加茂は山間部を通り、なおかつ需要が低く非電化となっている。非電化なのでディーゼル車による運行だが、キハ120形の1両もしくは2両と短い両数での運行。青春18きっぷのシーズンになると座席数が足りず、立ち客が出る区間でもある。
今回は、非電化区間・ワンマン運転で運行されている加茂~亀山の前面展望を簡単に纏めてみました。
加茂 ⇒ 伊賀上野
加茂~亀山は、1時間に1~2本の本数。この区間は普通列車のみで、快速や特急といった速達列車は運行されていない。
乗車したのは、昼の加茂発亀山行き。
加茂駅時刻表(JR西日本おでかけネット)
11:40発 加茂
昼間の加茂 ⇒ 亀山方面の列車は、2番線より発着。
乗車した列車は、キハ120形・1両により運転。昼の時間帯でも需要があり、立ち客が数人出るほどの乗車率。
加茂駅まで電車が来るので架線・電柱が設置されている。その電化設備も亀山方面に少し進み、加茂駅の場内信号あたりで終わっている。それより先、亀山までは完全に非電化区間になる。
加茂~亀山は全区間で単線。大体の区間で山沿いに進む。
11:47 笠置
笠置駅では数人が下車。地元の人、観光客(というよりハイキング)と多種多様。
加茂駅の一つ隣ということもあり、この区間の中では比較的需要が高い駅。
そういえば、関西本線は区間ごとに分断運行されているとはいえ、一応「名阪」を結んでいる幹線路線。
しかし、そんな幹線もローカル区間に入ると、JR西お得意のアレが待ち構えている・・・
「制限25km」
JR西日本のローカル線でよくお目に掛かる速度制限標識。関西本線の加茂~亀山も例に漏れず、徐行25kmが幾つか設置されている。他の路線に比べると数は少ないものの、当たり前のように制限速度が設定されている(´-ω-`)
笠置~大河原の中間あたりで木津川を渡る。
木津川は、加茂~笠置駅間で関西本線と平行するように流れている。
11:56 大河原
加茂~亀山の運行本数は、関西本線の他区間に比べ少ないが、全ての駅で行き違いが可能となっている。
昔に造られた路線なので、トンネルの出入口付近は手作り感が残っている。
12:02 月ケ瀬口
月ケ瀬口駅では、学生数人が下車。
月ケ瀬口駅のホームにある列車停止位置目標を見ると、それぞれ「4・6・×」の3つ存在。
停止位置目標を見るだけでも、過去の関西本線に長大列車が来ていたことが分かる。関西本線の遺構は停止位置目標以外にも、ホームが長かったり、分岐点とホームまでの距離が長かったりと、色んな所に残っている。
12:08 島ケ原
島ケ原駅では、反対列車と行き違い。
行き違いの列車も1両・ワンマン。
12:16着 伊賀上野
伊賀鉄道も乗り入れる伊賀上野駅。
途中主要駅の一つで、降車・乗車の両方あり。伊賀上野まで来ると立ち客もいなくなり、余裕で座れるほどの乗車率になってました。
伊賀上野 ⇒ 亀山
12:21発 伊賀上野
伊賀上野を過ぎると車窓に標高の高い山が広がるようになってくる。
12:25 佐那具
12:30 新堂
12:38着 柘植
柘植駅は、草津線(草津~柘植)との接続駅。
草津線は電化されているので、柘植駅の駅構内も電化設備が整っている。
柘植駅の2番線に到着。乗車した列車は草津線と接続されており、柘植駅で4分の停車。
少ないながら、関西本線⇔草津線で乗り換える人がいた。
12:42発 柘植
草津線の列車到着後、柘植駅を出発。
12:47 中在家信号場(廃止)
中在家信号場は、2019年に廃止された信号場。信号機や線路は撤去されているので分かりづらいが、部分的に跡が残っている。
12:52 加太
12:59 関
亀山の一つ隣、関駅。亀山市内ということもあり、乗車が数人。
電化設備と313系が見えたところで終点・亀山駅に到着。
13:05着 亀山
定刻通りに運行され、乗車時間は1時間25分。
なんだかんだ幹線路線なので揺れも少なく、乗り心地も悪くなかった。
亀山駅はJR東海の管轄駅。駅名標もJR東海仕様になっており、ナンバリングも付与されている。
この後は、313系に乗り換え名古屋へ向かいました。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日:2022年6月