2021年11月末に「JR西日本どこでもきっぷ」を使用して鉄道旅に出掛け、前回は氷見線の乗車記を書いてきました。今回は、高岡駅からもう一つ伸びている盲腸線・城端線の乗車記を書いていきます。
氷見線の乗車記
目次
砺波平野を縦貫する城端線
高岡駅の城端線のホームにやってきました。城端線の乗り場は、高岡駅の南側の方にひっそりと存在しています。
そんな城端線のホームからはJR西日本の車庫を見ることができます。この時は2本の列車が次の運用に向けて滞泊していました。
城端線の乗車時間が近づいてきたので、列車に乗りたいと思います。
使用列車は、氷見線と同じくキハ40系。行先には「城端」と表示されています。
高岡駅から2つ先にある二塚駅。二塚駅は一見普通の駅ですが、この先で城端線と分岐して工場まで続く専用線がありました。2015年までは、その専用線を使って貨物輸送を行っていましたが、現在は廃止されています。
二塚駅を過ぎると田園風景が広がる車窓が続きます。冬の時期なので稲作等は何もなかったですが、暖かくなると田畑が賑わうのかなと思います。
城端線の車窓は、城端駅方面は右手に田畑、左手に住宅や立山連峰を見ることができます。後ほど、城端線から見える立山連峰の写真を載せてますので、ご覧いただければと思います。
車内でまったりしていると、終点の城端駅が近づいてきました。城端駅付近まで来ると山々が近くなってきました。
列車内はボックスシートとなっており、窓も開けることが可能です。天気が良かったので、途中で窓も開けていました。
城端駅を探索
高岡駅から約1時間。城端線の終点・城端駅に到着。
城端線の列車は4両編成の列車も来るということで、ホームが長めに取られているのと、運転士がドアを確認するためのミラーが等間隔に並べられています。
城端駅は2面2線の構造となっており、駅舎側が1番線、駅舎と反対側が2番線となっています。2番線は意外と使用されているようで、私が城端駅から出発する前に到着した列車は、2番乗り場に入線していました。
城端線の車止め。この先に線路はありません。また、2番乗り場へは線路を渡る必要があります。
1番乗り場の車止め方面からホーム全体を撮影。2番乗り場の横にある木は、春になると何か咲くのでしょうか?
城端駅の改札前にある「城端」の標識。国鉄の雰囲気を感じます(笑)。
駅舎内の様子。券売機や委託により窓口でも切符販売されています。飲み物の自動販売機も設置されています。
城端線の列車は、1時間に1~2本は設定されています。
城端駅の駅舎です。駅舎や駅前は2019年に改修工事が終わったとのことで、駅舎や駅前ロータリーは比較的新しく整備されています。
城端駅前はロータリーとなっており、迎えに来ている車などが止まっていました。また、駅を出て右手にはバス停があり、市内線や白川郷へ向かうバスが停車します。
城端駅では少し時間があったので、駅から徒歩数分にあるローソンへ。
道を歩いている途中には列車から見えていた山々が目の前に。山の山頂付近は薄っすらと雪が積もっていました。
城端線から見える立山連峰
城端駅に40分程滞在した後、新高岡駅を目指します。城端駅へ行く時も見えていましたが、城端線からも立山連峰を見ることができます。
氷見線に乗っていた時は、山頂付近が雲に覆われていた所もありましたが、夕方の時間帯になると雲が少なくなり、山頂付近も見えるようになってきました。
タイミングよく城端線付近に建物や障害物が無い状態になったので、立山連峰全体を撮ることができました。
しばらくすると再び障害物が現れ、電柱越しに立山連峰を見ることになりました。城端線の全体を通して、電柱や建物といったものが続くため、先ほどのように障害物が無い状態で立山連峰を見れる機会は少ないです。
それでも、真っ白な立山連峰を見ることができるので有難いです。夕方の時間帯なので、少し紅色になってきました。
ちなみに、列車内にあった雨晴海岸から見た時の立山連峰です。山の名前が色々ありますが、説明するのが面倒なので写真をご覧ください(笑)
立山連峰と中越パルプ工業の煙突。なんとなくですが、いい感じに撮れたような気がします(笑)
その中越パルプ工業へ続いていた貨物専用線が二塚駅手前で分岐していました。前半にも書きましたが、2015年までは貨物列車の運行がありましたが、現在は廃止。線路は使用されていません。しかし、線路は綺麗に残っており、今も列車が走っていそうな雰囲気があります。
二塚駅手前の城端線と専用線の線路が分岐していた所。分岐器も綺麗に残っていました。
二塚駅を過ぎるといよいよ降車駅の新高岡駅です!
新高岡駅から見る立山連峰
新高岡駅到着後はすぐに新幹線ホームへ。乗っていた城端線の普通列車は結構な乗降があったので、すぐに駅を後にしました。
新高岡駅の新幹線ホーム(東京寄り)からは立山連峰を一望することができました。
雲がなくなり、夕日に染まった立山がとても綺麗でした。
東京行きのはくたか570号。日曜日ということもあって、東京方面に行く乗客で、車内は賑わっていました。
私は、この後金沢行きのつるぎ723号に乗車。金沢駅で特急サンダーバードに乗り換え、最終目的地の京都に向かいました。
今回の行程
高岡駅13:44発 ⇒ 城端駅14:41着/15:24発 ⇒ 新高岡駅16:13着
それでは、今回はここまで('ω')ノ
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乗車日:2021年11月28日