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【飯田線秘境駅】田本駅から阿南町への入口・竜田橋まで歩いてみた

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飯田線の秘境駅である田本駅には2つの入口があります。1つが田本集落・県道1号線への道。もう一つが下伊那郡阿南町へ抜ける道です。

前回は田本集落・県道1号線に向かって歩きました。まだご覧になってない方は、こちら(田本集落へ)も一緒にご覧頂ければと思います。

今回は、田本駅近くの分岐点から阿南町の入口・竜田橋まで行ってみました。

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天竜川に沿って歩くも落石多し!

前回の分岐点へ

前回の最後は、県道1号線から田本駅入口の道に入った所で終わっていました。その後、登ってきた道を無心になって降り、最初の分岐点まで戻ってきました。

田本集落と竜田橋への分岐点
左が田本集落・県道1号線方面、右が竜田橋・阿南町方面


山を登る道より歩きやすいと思っていたのに・・・

 先程の分岐点より右側に入り、天竜川に沿って作られている道を歩いていきます。

その入口には注意看板が設置されていました。どうやらこの先は、大雨が降ると落石や天竜川の増水に伴う浸水が起こりやすいようです。この日は晴天でしたので、「増水」に関しては関係ありませんでした。

天竜川の増水注意
大雨の時は落石と増水に注意!

竜田橋への道


設置されている柵から下の方向を覗いてみました。写真だと分かりづらいですが、木々の向こうは天竜川の水が迫ってきています。

道路のすぐ下は天竜川


途中にあった田本駅と竜田橋までの方向案内とそこまでの距離案内。本当に250mずつだったかは「?」ですが・・・

田本駅までの距離案内


というのも、しばらく歩くと落石の嵐が待っていました!
小さい石から大きい石まで所狭しと道に落ちていました。石の歩くような感じだったので、とても歩きづらかったです。

落石が多くなる


来た道を振り返って見ると、坂を下ってきているのが分かります。

田本駅からの道は落石が多い
田本駅方面

落石のオンパレードや~」というような道は、しばらく続きます。そしてその落石の石が、足つぼマッサージみたいに足の裏を圧迫してきます。無論、マッサージではないので痛かったですが・・・

正直、田本集落へ向かう山道の方が歩きやすかったです(笑)

竜田橋までの道で柵が無くなる
獣道をひたすら歩く


そんな落石の多い道を歩いていると目の前に緑色の橋が現れます。この辺りに来ると落石は少なくなってきました。

田本駅までの道なり
途中の橋が見えてくる


橋の名前は探しても見つからなかったので不明ですが、だいぶ昔に作られていたのが分かりました。それでも、鉄筋で作られていたので揺れることもほとんどありませんでした。

田本駅から歩くと最初の橋


飯田線の線路が見える
飯田線の鉄橋

橋の上からは飯田線の鉄橋を見ることができました。

また、その反対側には天竜川が。この辺りは天竜川との距離がかなり近い為、先程の注意看板にもあったように、大雨の増水時に注意しないといけない箇所になるかと思います。

天竜川が近くで流れる
天竜川


竜田橋へ到着

田本駅前の分岐点から歩くこと7~8分。竜田橋に到着しました。塗装が剥がれてしまっている所が多々あり「大丈夫か?」と思うかもしれませんが、橋は問題なく通行できます。

竜田橋に到着
竜田橋の入口


実際に橋を渡ってみます。田本駅方面は天竜川以外に見るべきものが山しかありませんが、温田駅方面を見ると泰阜村にある家や田畑を確認することができます。

竜田橋からの景色
田本駅方面

竜田橋からの景色
泰阜村・温田駅方面


竜田橋の中間地点まで来たので、左右で撮影してみました。ちなみにこの時は「14時40分」頃でしたが、既に夕方の雰囲気を漂わせていました。山の中は日が沈むのが早い・・・

竜田橋から田本駅方面を見る
竜田橋から田本駅方面

竜田橋から阿南町方面を見る
竜田橋から阿南町方面


竜田橋を田本駅方面に見る
竜田橋を田本駅方面に見る

橋を渡り阿南町に入りました。竜田橋の手前には柵があるので、自動車はともかくバイクも通行できないと思われます。自転車は通行可能だと思いますが、その先に待っているのは落石の嵐(´・ω・`)


阿南町方面へ続く道
落ち葉がすごい落ちていた

阿南町の街に続いていく道。行ってみたかったですが、時間もあまりなかったので今回は断念しました。


竜田橋から飯田線と田本集落を見る

時間も少なくなってきたので、田本駅に引き返します。戻る前に竜田橋から飯田線の線路を撮ってみました。


飯田線秘境駅巡りもこれで終わり

竜田橋から戻る際、足裏に再び落石の攻撃を受けながら戻ってきました(笑)

竜田橋から田本駅までは10分程で到着しました。

田本駅のホーム全体


影になっている所が見づらいですが、田本駅の時刻表。1~3時間に1本程度で列車がやってきます。今回は13時54分(天竜峡方面)⇒15時31分(豊橋行き)の約1時間40分滞在しました。

田本駅の時刻表


列車が来るまで少し時間がありましたので、待合室で駅ノートを見ながら待っていました。周囲に道路や家も無いので、聞こえて来るのは川の音と時々聞こえてくる鳥の声のみ。空気も綺麗でしたので、とても癒やされました(^^)

田本駅の待合室
周囲が山々なので、15時頃から既に暗くなり始める


豊橋行きの普通列車が定時にやってきました。これを持って今回の秘境駅巡りは終わりです。
この列車に乗り豊橋、そして最終目的地の浜松駅まで向かいました。

田本駅に到着する豊橋行きの普通列車

前回:田本駅から田本集落へ行ってみました!


終わりに

今年2021年の1月に行ってきた飯田線秘境駅巡りをダラダラと書いてきましたが、今回を持って一旦は終了です。いずれ飯田線秘境駅巡りをまたやると思うので、その時に続きを書いていきたいと思います。

今回、私が行ってみたかった秘境駅は一通り訪れることができました。唯一、大嵐駅に関して秘境駅かと言われると「うーん」ですが、細かいことは気にしない(笑)

秘境駅といえば、まだ行ったことの無い北海道の小幌駅や大井川鉄道の尾盛駅、一度訪れたことのある坪尻駅などまだまだ多数あります。行ったことのない駅も勿論、一度訪れたことのある駅も行ったのが数年前だったりするので、再度訪れてみたいです。

また、秘境駅に行くなら人がいない時期を狙って行きたいですね。3連休や大型連休ではなく、今回のように正月の終わりかけや平日を狙って行きたいです。


それでは、飯田線秘境巡りシリーズについてはここまで。


飯田線秘境駅巡りシリーズ

飯田線秘境駅巡り第一弾:中井侍駅

飯田線秘境駅巡り第二弾:小和田駅

飯田線秘境駅巡り第五弾(前回):為栗駅


訪問日:2021年1月4日

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