飯田線秘境駅巡りシリーズの第2弾。第1弾となる前回は、小和田駅の一つにある中井侍駅に訪れました。そして第2弾となる今回は、JRの秘境駅ランキングで1・2位を争い、私鉄を含んでも全国トップ3に入る小和田駅を訪れてました。
中井侍駅の訪問時間は9分と中々の短さでしたが、今回訪れた小和田駅の滞在時間は1時間40分弱。存分に秘境駅を堪能することができました。
目次
飯田線秘境駅の頂点・小和田駅
前回、訪れた中井侍駅から列車に乗ること5分程。列車は小和田駅に到着。
列車を降りると目の前に駅名標が有りましたので、カメラでパチリ📷
小和田駅の住所は「静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家」です。駅の周りは山と川に囲まれており、駅以外の建物もほとんど無いです。しかし浜松市は政令指定都市ということで、小和田駅も政令指定都市の中にあります。
また、小和田駅は、浜松市内の中で最北の駅となります。
小和田駅のすぐ隣には天竜川があります。その天竜峡を挟んだ向かい側は愛知県。北側へ少し進むと長野県になります。そういうこともあり、小和田駅のホーム上には、3県の県境を示す木柱がホーム上にあります。
もう少し具体的にすると、静岡県と愛知県の県境は天竜川。静岡県と長野県の県境は、天竜川を少し北上したところにある河内川が県境になります
かなり雑ですが、画像に県境を書いてみました。
小和田駅のホームは綺麗に整備されており、点字ブロックまで用意されています。
以前は、反対側のホームも使用されていましたが、2008年頃に反対側のホームと線路は廃止されたようです。線路跡は砂利に覆われていますが、ホームは以前と変わらず残っています。
ホーム端から分岐跡を確認してみましたが、線路は綺麗に整備されており、どの付近で分岐していたかは分かりませんでした。
なお、トンネルに向かって右側に延びている線路は保線用になります。電柱に隠れていますが電柱の後ろには保線用の建物があります。
歴史を感じる駅舎
昔からあると思われる小和田駅の駅名標。歴史を感じますが、いつ頃から設置されているのでしょうか?
ホームから駅舎へ。駅舎の入口上には「いらっしゃいませ」の看板と「花嫁号」と書かれたヘッドマークがありました。ヘッドマークの詳細については・・・小和田駅に行ってのお楽しみということで(笑)
小和田駅の駅舎内には机や椅子、秘境駅にお馴染みの駅ノートが机の上にあったり、待合室に最低限必要なものは揃っていました。
また、駅舎内は秘境の無人駅とは思えないほど、綺麗に整備されていました。
ただ、このとき一番不思議だったのが、机の上に未開封のペットボトル(ジョージアのカフェラテ)がありました。誰かが置いていったのか、忘れていったのか分かりませんが、なんでこんな所にあるんだろうと不思議に思いました。
話は戻り、昔使っていたであろう窓口と公衆電話のマーク。現在の小和田駅に公衆電話はありませんが、昔はマークの下付近に公衆電話があったと思われます。
駅舎の外に出てきました。木造建ての駅舎は年季を感じることができ、とてもいい味を出しています。駅舎自体も、相当長い年月が経っているように感じました。
この後、小和田駅から塩沢集落への道を少しだけ歩いてみました。
時刻表と駅の位置
小和田駅の時刻表です。今回は、8時34分⇒10時11分の列車で滞在しました。
早朝の時間帯はもう少し滞在時間を短くできますが、その場合は平岡駅や天竜峡駅、中部天竜駅辺りで宿泊する必要があります。豊橋駅から朝一番(6時発)の列車に乗車しても、小和田駅に到着するのは8時13分です。
現在の小和田駅 時刻表(JR東海 HP)
車でどうしても行きたい方は、小和田駅の隣駅・大嵐駅で駐車。その後、飯田線か徒歩で行くという選択があります。飯田線が一番楽ですが、ツワモノの方は、是非徒歩で行かれてみてはいかがでしょうか(笑)
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終わりに
今回の小和田駅の訪問記は以上になります。この後は別にまとめましたが、小和田駅から唯一向かえる塩沢集落方面へ途中まで歩いてみました。こちらも合わせてご覧頂ければと思います。駅は山々に囲まれ駅周辺も建物が無く、天竜川によってルートが限られているのが分かると思います。
ちなみに小和田駅ですが、なんと携帯(ドコモ)の電波が届いていました!スマホで思わずGPSを起動、スクショを撮りましたがGoogleの規約では、Googleマップのスクショをブログに載せるのはNG!ということで、ここでは載せません・・・。
他キャリアの方も、小和田駅で電波が届くのか試してみてはいかがでしょうか。
小和田駅を訪れた後は、お隣の駅・大嵐駅へ向かいました。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
秘境駅シリーズ
飯田線秘境駅巡り
飯田線秘境駅巡り第一弾:中井侍駅(秘境駅ランキング10位)
飯田線秘境駅巡り第三弾:大嵐駅
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訪問日:2021年1月4日