中央本線の新宿~甲府・松本駅間を結ぶ主要な特急に「あずさ」「かいじ」があります。
その「あずさ」「かいじ」の運用に使用されているE353系に2年ぶりに乗車してきました。今回は、E353系指定席に使用されている座席を主に、特急かいじ23号で大月まで乗車したので、座席探訪&乗車記ということで書いていきます。
目次
新宿駅に停車中のE353系・特急かいじ23号
新宿駅から甲府・松本方面の特急は、9・10番線から出発します。
ホームに来ましたが、休日の昼間だったので人影は疎らでした。
この日乗車したのは、特急かいじ23号甲府行きです。
E353系・車外
ホームに上がると、9番線には既にE353系が停車していました。
特急あずさ16号で新宿まで来たようで、車内では清掃作業が行われていました。
E353系には白・黒・紫の色が使用されています。
私としては、電車でGo!Finalをやり過ぎた結果E353系に使用されている色を見ると、特急スーパーあずさ(E351系)のイメージが未だにあります。
窓枠は座席2列に対して1つあります(一部席除く)。景色をよく見たい方は、窓枠に注意しながら座席を指定してください。
12号車のドア横にある行先表示器。
LEDのお陰でとてもカラフルです。
側面にはE353系のロゴ。
これから何度も乗車する機会があると思われるE353系の基本情報
運用開始日:2017年12月23日
最高時速:130km
グリーン車:9号車
指定席(普通車):9号車以外全て!自由席はありません!!
車内(座席)
それではE353系の車内・・・乗車したのが12号車だったので、12号車の普通車座席を見ていきます。
普通席は2×2列になっており、座席の背もたれは青を基調とした配色になっています。
座席を横から見てみます。
足元は他の特急列車と同じぐらいの間隔です。座席下にスペースがあるので、足を延ばしたりバッグや小さめの荷物を置くことが可能です。
座席のリクライニング機能で、座席を最大まで倒してみました。座席の前後の間隔がそこまで広くないので、リクライニングも他の特急と同じくらいの傾斜ではないでしょうか?
座席には可動式枕があり、枕はシートの一番上まで上げることができます。
続いて、座席周りの設備。
普通車の座席には、テーブルやフック、ドリンクホルダー、コンセントが設置されています。
テーブルは弁当やパソコン、タブレットといった少々大きめの物でも余裕で入る大きさです。
テーブルの下には、ドリンクホルダー。更にその下に黒い部分がありますが、コンセントになります。
コンセントは各座席一つずつあるので、たまにある窓側座席の人しかコンセントが使用できない・・・といったことは起きないです。
テーブルに記載されている座席全体の案内と注意事項。
収納ポケットには「中央線車窓ガイドサービス」というパンフレットがありました。アプリをインストールすることでガイドサービスを受けれるようです。
普通車の座席は、松本方面(下り)は奇数。新宿方面(上り)は偶数席だと車窓が見やすいです。
E353系は全ての座席が指定席。座席の上にはランプが設置されており、緑色が指定された席(誰か来る)。赤色が未指定席(しばらく誰も来ない)です。
真ん中は黄色のランプで、間もなくその座席に誰か来ますよ!という案内になります。
特急あずさ、特急かいじは全て座席指定ですが、一応、座席未指定券という特急券でも列車に乗車することが可能です。その場合は、空いている座席に座ることが可能で、先程のランプを目安に座ることになります。ただし、座席未指定券だと立席になる可能性があるので、座席の指定を受けていた方がお得です(指定席特急も座席未指定券も同じ金額)。
車内扉上にあるLED案内表示。行先表示器と同じで、こちらもLEDでカラフルな色彩になっています。
車内(11・12号車デッキ)
続いてデッキ。
11・12号車の中間デッキにはお手洗いと洗面台が設置されているので、広々としています。
洗面台はカーテンも設置されているので、プライバシーが保たれた状態で使用可能です。
E353系の車内設備の案内。
特急かいじ23号(新宿⇒大月)
最後に特急かいじ23号の乗車記を超簡単に書いていきます(笑)
特急かいじ23号 新宿 12:30発 ⇒ 大月 13:27着
今回は右側の座席を指定したので、東京北部方面の景色を見ながら甲府方面に向かいました。
天気は快晴で、遠くまで景色が見えていました。
立川~日野駅間では多摩川を渡ります。
多摩川を渡る頃から少しずつ山が大きく見えるようになってきました。
高尾を過ぎると住宅街や高層ビルといった建物が無くなり、山間部を走行。トンネル区間が多くなります。
なお、相模湖駅と隣の藤野駅は神奈川県。東京都の次は山梨県・・・ではなく、神奈川県をワンクッション挟むことになります(中央自動車道も同じ)。
山間部を走るということもあり、どんどん高度を上げていく中央本線。遠くにはまだまだ高い山が連なっています。
鳥沢~猿橋駅間にある新桂川橋梁。
乗車している時は「長い橋だな~」とか思ってましたが、調べてみると中央本線最長の橋梁だったようです。
橋梁からの景色も中々良く、橋下には田園や桂川。同じ高さには住宅街。遠くには山々があり、見ていて面白かったです。
紅葉の時期はもっと綺麗な景色が見れそうなので、その時にも通ってみたいです。
大月駅手前では岩殿山が大きく見えます。
岩殿山からは大月市内や富士山が見えるとのこと。頂上は634mで、日本一高いタワーと同じ高さです。
大月駅からは約1時間10分程で岩殿山の頂上まで行けるようです。しっかり準備を怠らなければ、ハイキングコースとしては楽しめると思います。というより、体力のある時に行ってみたい(笑)
新宿を出発して約1時間。特急かいじ23号は大月駅に到着。車内は人が少なかったこともあり、のんびり過ごせました。
出発していくE353系をお見送り。大月駅を素早く出発し、甲府に向かって進んでいきました。
ちなみに大月駅の標高は358mで、新宿駅の標高は38m。新宿~大月駅間で320mも標高差があります。高度が上がっていく感覚はありましたが、結構上っていました。
それでは、E353系・座席探訪と特急かいじ23号の乗車記はここまで。
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乗車日:2022年1月16日