東北本線・高崎線経由で上野⇒高崎を移動。普通列車グリーン車に乗った後になります。
今回は、211系に乗って吾妻線を乗り尽くすということで、高崎から関東の鉄道路線としては最西端の駅・大前駅まで行ってきました。
目次
吾妻線・211系で昼過ぎの穏やかな時間を過ごす
前回は高崎駅に到着して終わりましたので、到着後から始まります。ちなみに、下の写真に少しだけ写っている211系に乗り換えます。
13時55分発の万座・鹿沢口に乗ります。
大前に行く場合は、1本後の14時37分発・小山行きに乗り、新前橋で乗り換えるとスムーズに大前駅に行くことができます。
高崎駅 13:55 ⇒ 川原湯温泉駅 15:17着
高崎駅を出発後、まずは上越線で渋川駅まで向かいます。
この日は天気が良かったので、赤城山の山々を見ることができました。
渋川駅を過ぎると吾妻線は左にカーブして行き、上越線とはここでお別れです。
なお、吾妻線は渋川駅が起点駅となっていますが、吾妻線の列車は全て渋川駅を通り過ぎ、新前橋か高崎(特急草津は上野)まで行くことになります。吾妻線内完結の列車はありません。
上越線と分かれて少し走った所からでも赤城山を見ることができます。
上越線内は家や田畑が交互にあるような印象でしたが、吾妻線に入ると家が少なくなり、代わりに木々が多くなってきました。
上越線でもそうでしたが、実になる前の稲がとても綺麗です。
小野上(おのがみ)駅。
ホーム隣には砕石を輸送する為の貨車が止まっています。不定期でJR線で使用する 砕石をここから運んでいるようです。その為、貨車は小野上駅に常駐しているとのこと。
高崎を出発して約1時間。途中の中之条駅に到着しました。列車交換の為、3分程度停車し中之条駅を出発していきました。
上越線は渋川を超えると山越え路線になりますが、吾妻線も山々の中を走っていきます。
吾妻線の周りには榛名山や浅間山があるので、比較的、標高の高いところを走ることになります。
上手く撮ることが出来なかったですが、吾妻線旧線との分岐付近。
八ッ場ダム建設による線路付けにより、川沿いを走ることをせずに山をトンネルで突き抜けるルートに変わりました。
新線を走行中していきます。
川原湯温泉駅で途中下車&探索川原湯温泉駅を探索!
15時17分。最初の目的地、川原湯温泉駅に到着しました。
高崎駅で撮り損ねた行先方向幕を撮ろうと思ったら、まさかの白幕でした・・・
渋川方面から山を突き抜けてきたトンネル。架線も含めて全てが新しいです。
川原湯温泉駅。ホームは1面2線。
1番線と2番線がありますが、1番線が長野原草津口、大前駅方面。2番線が渋川、高崎駅方面と分かれています。
ホームから八ッ場ダムの水(八ッ場あがつま湖)が見えます。
階段を上がり改札方面へ。2014年に建てられたということもあり、駅舎内はとても綺麗でした。
時間の都合で入らなかったですが、駅から徒歩1分のところに温泉へ入れる所があります。(川原湯温泉 あそびの基地・NOA)
温泉でゆっくりしたい(´・ω・`)
川原湯温泉駅の改札口
川原湯温泉駅は2021年4月1日から駅員は不在。つまり無人駅になった駅でした。
駅員がいた時はシャッターが開いていたと思われます。
また、川原湯温泉駅の時刻表。ほぼ1時間に1本走っているので、一部時間帯を除いて列車に困ることはないと思います。
川原湯温泉周辺の地図。実際には吾妻渓谷へ行くための地図になっています。
参考にどうぞ。
川原湯温泉駅の駅舎。駅舎には男女別のトイレもあります。
駅前の道路を左右で撮影。この辺りの交通量はかなり少なかったです。
ホームを回り込んで撮影。キャンプ場へ続く道がありますので、途中まで歩いて撮りました。
この後は、不動大橋まで徒歩で移動し、八ッ場あがつま湖全体を見渡して来ました!
吾妻線の終着へ
再び211系に乗車し、大前駅へ
川原湯温泉駅16時44分発・大前行の211系列車が到着しました。
大 前
FOR ǑMAE
大前行の行先方向幕。この方向幕が見れるのは1日4回だけ。
川原湯温泉 16:44 ⇒ 大前 17:11
川原湯温泉駅を出発するとしばらくはトンネルの中を走行。トンネルを抜けると長野原草津口までもうすぐ。
長野原草津口駅の手前で右手側から線路が合流してきました。今は列車の留置線となっていますが、元々吾妻線が走っていた線路になります。線路が新しくなった後、旧線の一部部分を留置線として活用しているようでした。
長野原草津口を過ぎると、今度も右手に明らかな廃線跡が!
これは1971年に廃止された吾妻線太子支線の廃線跡(←歩鉄の達人さんのページへ移動します!)です。もっと知りたい方は調べてみてください!こちらの廃線跡も結構面白いです。
群馬大津駅の駅名標。群馬と大津が一緒だと、どこの県なのか分からなくなりますね(笑)
さて、列車内に目を向けると車内は超ガラガラ。むしろ誰も乗っていません。
私が乗ったのが前から3両目でしたが2両目は1人。4両目は0人という驚くほどの閑散っぷりでした。
殆どの方が長野原草津口で降りていき、もう少しいた乗客も羽根尾で降りていってしまいました。
終点から2つ手前の袋倉駅。周囲は何も無いです!
実際はホームの反対側に家があるので、本当に何も無いわけではないですが、パッと見た感じだと本当に何もないです。
なお、ここで2両目の乗客(地元の学生)が降りていってしまったので、2~4両目は自分1人だけになってしまいました・・・。
万座・鹿沢口の手前まで来ると嬬恋村の街中に近づいてきます。
下の写真、真ん中付近にあるのは「嬬恋村総合グラウンド」です。
万座・鹿沢口駅から嬬恋村を望みます。
吾妻線の終着・大前駅
川原湯温泉駅から27分。列車は吾妻線の終着駅・大前駅に到着しました。
大前駅は、関東地方の鉄道路線・最西端の駅。標高は840mに位置する駅です。
大前駅は、嬬恋村の中心部や住宅地から少し離れた所にある為か、ひっそりとした感じの駅という印象でした。
駅前から吾妻川方面を望む。
大前駅に戻り、ふと階段横に目を向けると「1971-1」という数字が。
これは大前駅が1971年3月に開業しており、その2ヶ月前に駅が完成したということですね。
大前駅駅舎の駅名標。
駅舎内に入ると椅子や駅ノートが置いてありました。座布団などがあり、駅舎内は綺麗にされていました。
大前駅の時刻表。関東地方の鉄道路線としては珍しく
驚きの1日5本!
2021年時点は大前⇒渋川方面が1日5本。渋川⇒大前は1日4本というような感じです。ただ、隣の万座・鹿沢口駅は渋川方面からの列車が上記にプラス7本なので、そちらも一緒に検討してねということでしょうか。
吾妻線の末端部分。当初はここから長野県の豊野駅まで延伸する計画があったようです。
大前駅設置の車止め。吾妻線の線路はここから先にはありません。
車止め手前に7両の停車位置がありますが、特急草津が万座・鹿沢口駅まで来ていた時、回送で大前駅へ来ることがあったようです。 万座・鹿沢口駅は1線分しかホームがありませんので、退避の為に来ていたようです。
乗ってきた列車でそのまま折返し。
折返しの列車は、新前橋行。方向幕の下にも書いてありますが、新前橋で乗り換えて高崎まで行きます。
最後に列車の中から大前駅のホームをパチリ📷
夕日がいい感じに沈んでいました。
定時(17時32分)に、列車は新前橋に向けて出発しました。また大前駅に来るのはいつになるのやら・・・
大前駅でこの列車に乗ったのは、自分と同じ乗り鉄?の方だけで、合計3名でした。
大前 17:32 ⇒ 新前橋 19:05/19:07 ⇒ 高崎 19:17
帰りは途中で夢の中に行ったり、真っ暗で外が何も見えなかったので何も撮ってないです(^^)
ということで吾妻線の列車旅は以上となります。
終わりに
グダグダな感じになりましたが吾妻線乗車記と八ッ場ダム・八ッ場あがつま湖の散策について書いてきました。
吾妻線は、川沿い・山の中を走る区間だったので秋の紅葉時期に行くともっと魅力のある路線になるのかなと思いました。それこそ八ッ場ダム周辺の散策を兼ねて行くと面白そうだなと思いました。
川原湯温泉駅前にある施設では温泉に入れたり、レンタサイクル出来たり、キャンプ場の受付をしていたりと色々できる施設となっています。時間を作ってゆっくりできればなと思います。
それでは~<(`・ω・´)
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乗車日:2021年8月