島原鉄道・大三東駅を訪れた後の続き。
大三東駅を訪れた後、熊本方面へ用事があったのでどのように行こうかと調査。島原~熊本を結ぶフェリーがあるのは知っていましたが、一応他のルートも検索。しかし、時間・料金を考えるとフェリーが手っ取り早いことが分かり、船へ乗船することに。
時間的に熊本フェリーの船が乗り継ぎにピッタリだったので、熊本フェリー所属のオーシャンアローに乗船してきました!
目次
島原港
島原鉄道大三東駅から20分、終点の島原港駅に到着。
島原港駅のホーム上から雲仙普賢岳はすぐ目の前・・・ではなく、眉山(まゆやま)という山が広がっています。
島原港駅に簡単な駅舎はありますが、駅員はいません。
その島原鉄道島原港駅から徒歩5分ほどで島原港のフェリーターミナルに到着。
ターミナルの中には飲食店やお土産屋がありましたが、出航時間まで時間が無かったこともありスルー。
着いて早々に切符を購入、乗船口へ向かいました。
乗船口へ行くと、今から乗船しようとしていたオーシャンアローの広告。
島原~熊本を30分。あとで登場しますが、同航路の九商フェリーが1時間。オーシャンアローが30分も早く航行するようです。
オーシャンアロー、初お目見え。
カーフェリー&双胴船なので、他のフェリーより大きいなと思いつつ、2022年4月に乗船したJR九州のQUEEN BEETLEに似ているなと思いました。
オーシャンアローの反対側に、九商フェリーの「レインボーかもめ」が停泊中。
九商フェリーは一般的なフェリーで、島原~熊本を1時間で結びます。
時間が掛かる代わりに、料金は九商フェリーの方がオーシャンアローより安くなっています。
熊本フェリー オーシャンアロー
清掃とかもあり、出航10分前にオーシャンアローの乗船開始。
船内(2デッキ)
乗船口のある2デッキ、船内中央付近には椅子席(普通席)が設置されています。
普通席を進み、先頭の方へ行くとリクライニングエリア「Special Seat」と書かれたスペースがあります。
スペシャルシートは、乗船券に一人当たりプラス400円で乗船可能。なお、船内の売店でドリンクもしくはソフトアイスを購入すると、半額の200円で利用することができます。
船内(3デッキ)
フロア中央の階段を登ると装飾が鮮やかな3デッキ。
3デッキは、ラウンジ席になっています。
ラウンジは団体客を想定して造られている為か、ソファー席になっています。
ただし、この時はあまり人がいなかったので、ソファー席の一角を1人で独占しました(笑)
オープンデッキ
3Fのラウンジフロアの後方には扉があり、扉の先にはオープンデッキ。
オープンデッキは解放的。左右後方の景色を楽しむことができます。
乗船記 島原 ⇒ 熊本
17時30分 オーシャンアローは予定の時刻に島原港を出港。
出港して5分ほど、島原港駅では近くで見えていた眉山がもう遠くに。
島原~熊本航路は、有明海を航行。有明海は周りを陸に囲まれているので、波がほとんどありません。
出港したところで、船内の売店で飲み物を注文。
普通の飲み物を飲もうかと思いましたが、冷たいものも食べたいと思いココアフロートを注文。
甘い・冷たい・美味しくいただきました(^^)
ココアフロートを飲みながらソファーでゆっくり・・・ということもせず、たまにオープンデッキへ出て景色を楽しんでました。
出港して15分。全時間の半分が経過。
島原があんなに遠くに・・・と感じつつ、島原港では見えていなかった雲仙岳が見えていました。
進行方向の右手には、三角・天草へ通じる宇土半島。
まもなく熊本というところで、九商フェリーの「フェリーくまもと」とすれ違い。
オーシャンアローの高速カーフェリーで速く通るのもアリですが、有明海を九商フェリーの船でゆっくり航海するのも良さそうですね。
フェリーくまもととすれ違うと、熊本港内へ。
熊本港に入った辺りで島原方面を見ましたが、白い靄(もや)が掛かって雲仙岳の頂上付近だけが見えていました。
熊本港フェリーターミナル。
写真を撮っている時は、フィルム内のどれかのターミナルに行くだろうと思っていました。
実際は、写真に写っていない左側のターミナルへ行くのですが・・・
到着前には、熊本市内の高層ビルが幾つか見えました。
熊本市内と熊本港は結構離れており、約12kmあります。
18時10分 出港から約40分で熊本港フェリーターミナルに到着。
島原⇒熊本港までは広告にも書いてあったように30分で着きましたが、港内に入ってからフェリーターミナル到着まで意外と時間が掛かっていました。なので、実際は40分掛かる航路だと考えてよさそうです。
熊本港に到着するとくまモンのお出迎え。船に関連して、くまモンがセーラー服と帽子を被っています。
このあとは、バスに乗車し熊本駅へ向かいました。
乗船券(ついとる熊本)
今回、熊本フェリーを利用するにあたり、島原港発で発売されている「ついとる熊本」を使用。
ついとる熊本は、オーシャンアローの乗船券(片道・往復)+ 熊本港~熊本駅・桜町バスターミナルまでのバス乗車券(片道・往復)がセットになった切符。片道だと1~1.5割。往復だと2.5~3割安くなる切符なので、島原港から熊本へ向かう際は是非とも活用したい切符。
島原港発:ついとる熊本【熊本フェリー】(←時刻表・運賃も見れます)
熊本発も同じような切符が発売されており、こちらは「楽々島原・雲仙キップ」。内容はついとる熊本と同様。発売箇所は桜町バスターミナルのみなので、利用する際は桜町バスターミナルを訪れる必要があります(事前購入可能、有効期限10日間)。
終わりに
有明海ルートは長崎~熊本の最短ルートの一つ。有明海は波がほとんど無い海なので、乗船しやすいと思います。海風の航海も楽しいので、選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、乗船割合は車8:徒歩2といった感じで、車組が多かったです。
それでは、今回はここまで('ω')ノ
他の船乗船記はこちら!
乗船日:2022年7月11日