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岐阜駅北口
東海道本線と高山本線が乗り入れるJR岐阜駅。鉄道旅なら、ここから次の目的地へ向かうのですが、今回は夜行バスを利用するので岐阜駅にて下車。
岐阜駅を発着するドリームなごや号は、JR岐阜駅の北口にあるバス乗り場で乗降を行います。
予約時、「5番のりば」が指定されていたので、5番乗り場へ向かいます。
バスの発車時刻まで時間があったので、岐阜駅北口を散策。
ライトで明るくなっているので、夜でも駅周辺は比較的明るい印象でした。
JR東海バス
岐阜駅北口5番のりばへ向かうと、待機場にJR東海のバスが既に停車中。
このあと乗車する「ドリームなごや10号」となります。
車体
ドリームなごや10号となるバスは、2階建てバス!
1階が4列シート(10席)、2階が3列シート(29席)、合計39席のバスになります。
白に青のライン。運行会社がJR東海ということもあり「JR」「HIGHWAY BUS」のマークはオレンジ色になっています。
国鉄の象徴だったツバメマークは、JRバスになっても引き継がれており、このツバメマークを見るとJRのバスだと一発で分かるほど。
JRの鉄道車両や駅で見る機会はほとんど無くなりましたが、バスでは現在も健在です。
クレイドルシート
今回、乗車したのは「クレイドル・シート」。
「クレイドル(cradle)」は、ゆりかごを意味し、2020年よりクレイドルシート搭載のバスが運行開始されています。
クレイドルシートは、2階建てバスの2階部分。つまり、3列シートに採用されています。
夜行バスということもあり、各座席にカーテンが備えられています。
カーテンは座席着席後、自分の手で開閉する必要があります。
座席の上には、ブランケットが備え付けられています。
クリーニングした状態からそのまま持ってきている為か、ビニールに入った状態で置かれています。
「JR東海バス」と書かれたブランケット。
ブランケットがないと、夜の夜行バスでは眠れません。
シートをリクライニングしてみましたが、かなりシートが倒れます!
後ろの人がいるなら、圧迫してないか心配になるくらい。
足元にはレッグレストがあります。
レッグレストを上げ、シートをリクライニングさせることで、まるで「ゆりかご」の中に入っているような状態になる。
「なるほど、これがクレイドルか!」ということを実感(^^)
シートをリクライニングさせただけでは何も感じませんでしたが、レッグレストを上げることでゆりかご感が増し増し。「クレイドル・シート」と名付けた理由が納得できました。
座席上に読書灯があります。また、その他の設備としてUSB-Aタイプの充電スポットが各座席の肘掛け下に1つあります。
USB-Aタイプなので、コンセント式では充電できないことに注意が必要です。
ドリームなごや10号(岐阜駅 ⇒ 東京駅日本橋口)
今回は、ドリームなごや10号に閑散期と思われる平日に乗車。
前日までに購入すると、4列シートは2,700円。乗車した3列シートも3,900円とかなり安く購入できました。
バスは発車3分前の21時57分に5番のりばへ入線。発車時間ギリギリでも十分余裕があったということでしょう。
実際、バスは定刻22時に岐阜駅を発車。
岐阜駅では10名弱の乗車。
岐阜駅発車後、一般道を通り次の停車バス停である尾張一宮駅前へ。
岐阜駅を発車して1分後、突然の「止まりますボタン」の作動。誰かが間違って押したのだと思いますが、出発して間もなくに点灯したので「はやいよ!」と心の中でツッコミをいれました(笑)
カーテン越しに現在地を確認。国道22号線に沿って南下していました。
22時35分 尾張一宮駅前
尾張一宮駅前のバス停に乗車の為に停車。3名の乗車がありました。
尾張一宮駅前を発車後、名古屋高速道路一宮線を通り名古屋駅へ。
23時09分着 名古屋駅新幹線口
バスは、23時過ぎに名古屋駅の新幹線口へ到着。
やはり名古屋駅では乗車する人数が多く、乗車率が一気に上がりました。
名古屋駅では10分停車。
23時20分発 名古屋駅新幹線口
名古屋駅発車時、私の後ろ座席に座る人はおらず、予約ページを見ても残りの停車バス停から乗車する人はいない。
後ろの座席に来ないことが判明したので、座席は思いっきり倒しました。
夜行バスなので、座席のリクライニング角度によって睡眠の質が変わります。更に酔い止め薬も飲んでいたこともあり、名古屋駅発車後にすんなりZzz。
途中、浜名湖SAと足柄SAで休憩のため停車。ただ、眠さが勝っていたこともあり、ずっと座席で眠っていました。
翌朝、車外が明るいと思ったと同時にバスが停車。
現在地の確認もこめて、カーテン越しに確認してみると・・・
そこは、東名江田バス停でした!
東名江田バス停は乗降バス停で無いですが、時間調整?の為か停車。1分ほど停車したのち、東名江田バス停を出発。
なお、東名江田バス停発車時は、5時25分でした。
東京駅まで30分ありましたが、せっかく起きたので外の景色を楽しんでみました。
東京料金所より東名高速 ⇒ 首都高速3号渋谷線へ。
首都高速には防音壁があり普段は車窓が見えませんが、2階建てバスには関係なし。2階から車窓が楽しめます。
いつも賑わい、いつも工事をしている渋谷駅。
早朝の為か一人も歩いておらず、誰もいない光景は新鮮でした。
国会議事堂が見えてきたら霞ヶ関に到着。
5時52分 霞ヶ関
霞が関では3名下車。
残りの停車バス停は東京駅だけなので、乗客の大半が東京駅まで向かうことが確定。
内幸町、日比谷、皇居外苑(国道20号線)の順に通り東京駅へ。
霞ヶ関と東京駅は近いので、霞ヶ関発車時点で下車準備を始めていました。
6時02分着 東京駅
定刻では、東京駅5時56分着なので、この日は6分遅れ。ただ、バスは遅れるのが普通だと考えているので定刻の範囲内だと思います。
東京駅の降車場所は、北側の日本橋口になります。
8時間乗車した2階建てのJRバス。待機場所にいた一般型のバスに比べるとボリューミー、迫力を感じられます。
いずれは2階建て最前列座席に乗って、昼間の車窓を楽しんでみたいと思います。
朝の東京駅丸の内駅舎。
半年ぶりに見ましたが、いつ見ても素晴らしい。観光客もほとんどいなかったので、独占しました。
終わりに
3列シートのクレイドルシートを初めて利用しましたが、シートの倒れ方、レッグレストによって持ち上げられる足を考慮すると確かにゆりかごのように感じられました。
ただし、バスであることは変わりないので、寝る時はしっかりと対策が必要。私は、ホットアイマスクやヘッドホンで外の光や音を完全遮断。
更に荷物の持ち込みも注意が必要で、2階建てバスは荷物棚がほとんどなく、小さい荷物以外は乗車時に収納スペースに預ける必要があります。リュックサックも預けた方がいいです。座席に持っていくと足元のスペースが無くなります(←マジ)。
乗車前に車内に持ち込む荷物と預ける荷物で分けておきましょう!
時刻表・運賃表・予約(ジェイアール東海バスHP)
それでは、今回はここまで('ω')ノ
乗車日:2023年4月